今日(8日)は、日経平均が大きく反発、為替も一転、円安に振れました。
円安で私の投資信託も、一息ついたようです。
サニーサイドアップは、予想通りマネーゲームのターゲットとなり、
ストップ高、値が付かずで引けました。この分だと、FXプライムは
ともかく、データホライゾンも予想外の好発進となるかも知れません。
ただ、一時的な好発進はあっても、IPOの本格的な復活は、まだまだ
と思っています。
ということで、投資信託の記事の続きを書きました。
前回までの2回は、「公社債投資信託」についてでしたが、今回からは、メイン
の
「株式投資信託(非上場)」について、話を進めていきたいと思います。
今回も、どうぞ興味のある方だけ、ご覧ください。
また、間違い等がありましたら、どんどんご指摘いただければ幸いです。
なお、以下では、「株式投資信託」といえば、非上場のものを指すことにさせて
いただき、文中で、「株式投資信託」を単に「投信信託」と表現している場合
もありますので、ご了承ください。
【オープン型とユニット型】さて、普通に投資信託といえば、株式投資信託(非上場)のことを指すのが
一般的かと思います。20年ぐらい前までは、株式投資信託といえば、日本株
を組み込んだものが主流でしたが、最近は多種多様のものが出ています。
株式投資信託の分類はいろいろあると思いますが、オープン型(追加型)と
ユニット型(単位型)もその一つです。ご承知の通り、簡単にいえば、いつでも
売買できるのがオープン型、時期を限定して募集し、運用が始まると追加購入
ができず、償還日が決まっているのがユニット型です。
昔は、ユニット型(単位型)が主流でしたが、現在は、いつでも売買できる
オープン型(追加型が全盛となっています。
【アクティブ運用とパッシブ運用】また、株式投資信託は、その運用手法によって、アクティブ運用とパッシブ運用
に分かれます。アクティブ運用は、ファンドマネージャーの判断で、グロース株に
投資したり、バリュー株に投資したりして、ベンチマーク以上の成果を目指す
運用手法です。パッシブ運用は、ベンチマークに追随したパフォーマンスを目指す
運用手法です。
アクティブ運用は、ファンドマネージャーの手腕によるところが大きく、その分
購入時の手数料や信託報酬が高くなっている場合が多いです。
しかしながら、一部に良好な成績をあげているものもあるのでしょうが、概して、
その手数料や信託報酬にふさわしい、成果が上がっているようには思えません。
(1)キャピタルゲイン追求型株式投資信託は、組成されている金融商品によってもいろいろな分類方法が
あろうかと思います。私は独断で、(1)キャピタルゲイン追求型と、(2)インカム
ゲイン追求型に分類してみました。
まずは、キャピタルゲイン追求型ですが、これは主として値上がり益を追求する
投資信託です。値動きの激しい株式等の金融商品で運用するので、値上がり
期待と同時に、値下がりリスクも大きい投資信託です。
為替ヘッジをしていない外貨絡みのものは、為替相場の影響も受けます。
【日本株型】いわゆる日本株で運用するもので、株式投資信託の原型ともいえます。
いろいろとアクティブ運用のものが出ていますが、国内の株式市場が堅調
な局面では、大概の投資信託は、キャピタルゲイン(値上がり益)を得ることが
できます。
しかしながら、ヘッジファンドのように状況に応じて、ロングポジションと
ショートポジションを自在に持つようなファンドはともかく、通常の株式型の
投資信託は、株式市場全体の下落局面では勝てません。
日本株も、この1年で大きく下げましたので、そろそろ買い時かと思いますが、
個人的には、わざわざ高い手数料を払って、株式型の投資信託を買うのなら、
ネット証券からオンライン取引で、現物の優良バリュー株を買った方が
ベターだと思っています。
また、インデックス型とかのパッシブ運用のものを買うのなら、上場市場で、
上場株式投資信託(ETF)を買うのが、いろいろな面で得策かと思います。
【外国株型】主として、外国株で運用する株式投資信託です。
外国株を直接売買されている方も最近増加しているようですが、外国株を
直接売買出来ない海外市場もあります。また一般的に、外国の個別企業は
情報が少ないので、外国株をまとめてバスケットにした外国株の投資信託は
選択の一つだと思います。
外国株の投資信託の中には、好配当の銘柄を中心に組み込んで、インカム
ゲインを併せて狙う商品も出ていますが、所詮は株、大きく値下がりすれば、
とても分配金ではカバー出来ません。
近年は、外国株の投資信託も多種多様ですが、大まかには、先進国の株式を
中心に運用するものと、新興国の株式を中心に運用するものに大別されます。
最近の世界的な株式の低迷で、先進国の投資信託も新興国の投資信託も
不振が続いています。
中でも、新興国の投資信託は年初からでも、4割以上下落しているものも
あります。不安定な市場ですから、今後さらなる値下がりリスクもありますが、
消去法的に、今後のキャピタルゲインの期待が大きいのは、新興国の
投資信託でないかと思っています。
【コモディティ型】以前から、貴金属や石油等のコモディティに投資する金融商品として
「商品ファンド」がありました。「商品ファンド」は、昔は1億円以上とかの
大口取引専用でしたが、最近は20万円以上とかになっているようで、
主に商品先物業者が取扱っています。
但し「商品ファンド」は投資信託ではありません。
ここ数年、貴金属や石油等が高騰しています。この値動きに目をつけて
登場したのが、コモディティ型の投資信託です。
ただ株式投資信託は、コモディティを直接売買することができないようで、
コモディティのインデックスと連動した債券を組み入れているようです。
私は勉強不足で、詳細は解らないのですが実質、コモディティに投資した
のと同じ成果が期待できるようです。
コモディティ型の投資信託は、他のものとは少し異質ですが、値動きが
激しいという、その性格からキャピタルゲイン追求型に分類しました。
今、インフレ対策用の金融商品としても注目されているようです。
ただ、一部のセミナーなどでは、「これからも商品相場は上がり続ける」と
いうことも耳にしますが、個人的にはコモディティは既にピークをつけた
のでは?と思っています。
以上、キャピタルゲイン追求型の投資信託についてまとめました。
次回は、インカムゲイン追求型について記事にしたいと思っています。
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