IPOが暇なので、これから何回かに分けて、投資信託の記事を書いて
いきたいと思います。
投資信託については、ブログ村⇒投資信託 からブロガーさんの記事を
拝見すると、すでに詳しい記事が掲載されているようで、今更私の出番は
ないようです。
ですが、私自身の勉強のためにと、投資信託についてまとめてみました。
どうぞ興味のある方だけ、ご覧ください。
また、間違い等がありましたら、どんどんご指摘いただければ幸いです。
【投資信託の分類】まず、投資信託の分類ですが、分類にはいろいろなやり方があると思いますが、
税制面と上場・非上場という面から分類すると、次の4種類になるかと思います。
1、 公社債投資信託、2、株式投資信託(非上場)、3、上場株式投資信託
4、不動産投資信託(Jリート)
この順序に従って、気まぐれに、まとめていきたいと思います。
【公社債投資信託】まず、公社債投資信託ですが、名前の通り、公社債だけを組み込んで運用
されている投資信託です。
大別すると、国内の債券で運用されるものと、海外の債券で運用されるものに
分かれます。
また、国内の債券で運用されるものは、残存期間が短い債券を組みこんだものと
残存期間が長い債券を組みこんだものがあります。
【国内短期公社債投資信託】残存期間が短い債券を組みこんだ投資信託で、中期国債ファンドやMMFがこれに
相当します。証券総合口座の
MRFもこれに相当します。
これらは元本の保証はありませんが、ほとんど元本割れリスクのない金融商品です。
特に証券総合口座のMRFは、銀行の普通預金並みに出し入れ自由で、しかも
分配金の利回りは銀行定期預金並みです。(キャンペーンとかで、1%とかの金利
をつけている銀行定期預金もあるようですが)
これまで、MRFの元本割れの例はなく、分別管理で元本が保全されていますので、
ある意味、1000万円超がペイオフとなる銀行預金より安全性が高いとも言えます。
MRFの最大の利点は、その流動性がすぐれていることで、キャッシュポジション
なら、断然MRFが断然有利だと思います。
また、証券カードがあれば、郵貯ATMから手数料なし(野村、大和の出金は有料)
で即日入出金が出来ます。大手都銀の普通のキャッシュカードでのATM出金は、
1日50万円までに制限されていますが、証券カードは、200万円まで出金OK
というところもあります。
但し、ネット証券は証券カードを発行しないところがほとんどですし、信用取引口座
を開設すると、MRFが使えなくなるところも多いようです。また、ネット証券の中には、
MRF自体を採用していないところもあります。
中期国債ファンドやMMFも、MRFとほぼ同様に短期の公社債による運用で、
MRFと同様に利便性が高く、MRFが登場するまでは、財布替わりの主力商品
でした。野村などは口座管理料の自動引き落としをMMFとリンクしていたほどです。
これらは、MRFより利回りが幾分かよい反面、その分、元本割れリスクはMRF
より幾分か高く(実際には極めて可能性が低い)、1か月以内の解約には手数料が
かかることから、少々使い勝手が悪いです。
MRFが登場して以降は、利用が大幅に減っているのではないでしょうか?
【国内長期公社債投資信託】残存期間が長い債券を組みこんだものとしては、「長期公社債投信」があり
ます。単に「公社債投資信託」と呼ばれることもあります。
歴史は古く、野村では1961年7月からスタートしているようで、短期のものと
紛らわしいのですが、当時は「公社債投資信託」といえば、これを指したようです。
但し、国内の長期公社債を組みこんだこの商品は、近年、利回り的な魅力がなく、
現在は一部の愛好家に限定された、あまり人気のない商品のようです。
残存期間の長い債券を組み込んでいますので、長期金利の急上昇局面では、
基準価額が元本割れとなる可能性もあります。
「キャッシュポジションならMRFが有利」という思いから、今回は何かMRFの宣伝
のような記事になってしまいました。ただMRFは、証券会社では投資予備軍
として目をつけられるだけで、MRFに置いていてもあまり歓迎されません。
MRFに目をつけた店頭から売込み攻勢には、うんざりします。
ですので、私は、ネット証券のMRFに余剰資金をプールしています。
次回は、外貨MMFを中心に海外の債券で運用される公社債投資信託と、
公社債投資信託の税制について書く予定です。
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