悪夢のような東日本大震災から1か月が経ちました。
改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された
皆さんが1日も早く心の安らぎが得られますよう願っています。
一方、福島第一原発、住環境だけでなく、農作物や水産物にも多大な
影響を及ぼしております。本日(11日)も夕方の余震で50分ほど
給電が途絶えた模様、まだまだ予断が許されない状況のようですが、
何とか収束に向かって欲しいものです。
地震当日はたまたま、NHKの国会中継の録画をセットして外出して
いましたので、録画の中に地震発生時の速報が残っていました。
それを見ると、最初の報道はマグニチュード7.9、津波予想は宮城県6㍍、
岩手県と福島県は3㍍というものでした。NHKのアナウンサーも危機が
迫っていることが感じられない口調の放送でした。
その後、半時間ほど経過して、マグニチュードは8.4に変更され、
津波の規模も宮城県では10㍍以上と変更されましたが、この時には
既に第1波が到来していたのではないでしょうか?
最終的にはマグニチュードは9.0に変更され、あの大惨状を見ると、
結果論ですが、気象庁が地震発生と同時に巨大津波を予想し、これを
受けてテレビ・ラジオや地域の緊急放送が、想定外の大きな津波が
せまっていることをもっともっと呼びかけていたら、少しでも救われる
命があったのでは?という気もします。
録画は17時で終わっていますが、終わり際に福島第一原発に触れて
いました。内容は「非常用電源が一部使用出来なくなっているが、特に
問題はない」ということでした。実際その時点で、東電内部ではどんな
危機感を持っていたかは分かりませんが、少なくとも本社サイドでは
今のような状況に至ることは考えていなかったのではないでしょうか?
私は原子力については全くの素人ですが、報道によると、これまで
原子力安全委員会では「原発の電源が全損し、冷却機能が長期に
損なわれると言うことは考える必要がない」としてきたようです。
ですから、放射性物質が外部に放出されることを想定すること自体が
タブーだったのではないでしょうか? 結果、それに対するしっかり
とした危機対応マニュアルも無く、全てが後手後手になったという
印象です。
今回初めて知ったのですが、核燃料というのは、核反応が停止した後も
何年も冷却を続けなければダメなようです。これでは冷却機能がストップ
すれば5重の安全機構なんて全く役に立たないのは当然です。
そもそもフェイルセーフというのは「停止後、何も手を施せなくても
安全を保つことが出来る」ということではないでしょうか?
今回の事故で原発の安全神話は吹っ飛んでしまいました。
フェイルセーフが確保されないようなら、今後の原発政策を根本的に
見直す必要があるように思います。
それにしても、今や日本のためにと、高濃度放射線の中、現場で
頑張っていただいている皆様には、感謝、感謝です。
このような状況下、投資どころではありませんが、3月末(4/1付)
で資産評価をした結果、510万円のマイナスとなりました。
金融株を中心にした日本株が557万円のマイナス、これとは
別勘定で長期保有している電力株等が158万円のマイナス、
合計で株だけで715万円のマイナスとなっています。
これに対して、主に為替の影響を受ける商品 プラス104万円、
新興国株式投信 プラス28万円、リート プラス73万円で
合計で205万円ほど、株のマイナスを相殺してくれました。
昨年末からようやく回復基調にあったのに、大きなマイナスと
なりましたが、あれだけの大震災と原発事故、家族を失い、
非難生活を送っておられる方々のことを思うと、持ち株の値下がり
なんて大したことではないという気になっています。
このように、私の中期鞘取りトレード、今のところ不発に終わって
いますが、被災された皆さんの復興を願いながら、じっくりと回復を
待ちたいと思っています。
体調が今一ということもあり、今回を持ちましてブログは長期休憩
させていただきます。
但し、ブログはそのまま残しておき、また気が向いたら記事を更新
させていただくこともあろうかと思っています。
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寂しいです。
またメール等で連絡させて頂きたいと
思いますので、その節はよろしく
お願い致します。