週末(16日)の日経平均は277円安の9,408円、3連休前ということも
あるのでしょうが、弱かったですね。
さらに昨夜のNYダウも大きく下落し、またまた円高が進んでいます。
3連休明けの日本市場はどうなるのでしょう?
とりあえずは、日本より先に開く来週(19日)の米国市場の動向に
注目したいと思っています。
ともあれ、しばらくは日本の株式市場は下値を模索する展開が続き
そうな気がします。日経平均9,000円割れも視野に入れておく必要
がありそうです。
私のような中期投資派にとっては、辛抱のしどころだと思っており、
さらに下押しがあれば、ナンピン買いの体勢を整えています。
ところで今年4月中旬には、日経平均が11,000円、NYダウも11,000ドル
とほぼ均衡した値でしたが、その後、日経平均の方が大きく下落しました。
今週末(16日)、日経平均もNYダウも大きく下げましたが、それでも
NYダウは10,000ドル台をキープしているのに比べ、日経平均は9,400円台
と低迷しています。
これについて、国内のエコノミスト等は、「政府が無策であるため」とか
「日本のGDPの低成長」とか、いろいろ指摘しています。
それぞれの指摘は一理あるのでしょうけど、これらのエコノミストが
いうようなことが主要因なら日本売りが起こり、素人目には円安が
進んでも不思議はないと思うのですが、逆に円高が進んでいます。
素人の邪推かも知れませんが、私は日本の株式市場の低迷の一因は
POの乱発ではないかと考えています。
PO自体、特に大型POによる市場からの資金吸収が需給を悪化
させているのと共に、通常POの発表があれば、株主資本が希薄化
するということで、その銘柄は大きく売られます。
昨年からのPOラッシュ、あれだけ大量のPOが乱発されれば、次は
同業のどの銘柄というような連想が働き、結果、全体の株価の頭が
抑えられるのも当然かと考えます。
企業の方で、POで獲得した資金で、円高を利用して海外に投資を
したりして、新た利益を上げるのが明確であれば希薄化にはならない
のでしょうが、最近はどの企業も内向きで、借金返済とか自己資本
の充実に力を注いでいるものが多いような気がします。これでは株価
が下落して当然かと思います。
このように考えると、POの乱発が収まり、安心して買い上げていく
ことが出来る状況にならなければ、日本の株式市場の本格的な回復は
ないように思います。
POの繋ぎ売りの皆さんには水を注すようですが、中期投資派としては
早くPOラッシュが収まることを願っています。
POの乱発が収まり、国内市場が右肩上がりの軌道に乗れば、IPO
も本格的に復活するのではないでしょうか?
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