本日(24日)9時過ぎ、相前後してIPO3銘柄の初値がつきました。
まず昨日からの持ち越しのパピレスですが、昨日の引け気配で、買いが
売りの2倍ほどだったので本日即金規制になってどうなるか?
懸念していました。予想通り売り気配ではじまり、昨日の引け気配値
6210円より若干下回った6140円の初値がつきました。
公募組の皆さんは損した気分かと思いますが、それでも公募価格2700円
に対して、初値2.3倍の好発進となっています。
但し、初値後は6230円を高値に急落、5160円を底に少し盛り返し
ましたが、前引は5680円となっています。
電算は公募価格3500円に対して3600円の初値となりました。
こちらも3610円を高値に売り込まれ、前引は3390円と公募割れと
なっています。
トータル・メディカルは公募価格同値の4200円の初値となりました。
初値後4300円まで高値がありましたが、こちらも伸び悩みました。
それでも前引は4210円と、わずかですが初値を上回っています。
電算もトータル・メディカルも低調な発進となりましたが、前場だけで
見るとトータル・メディカルの方かしっかりした値動きのように感じます。
昨日から3銘柄の上場ですが、昨日朝、パピレスが10000円前後
の前気配でした。4~5年前ならパピレスは本日も買い気配で始まり、
10000円近くまで気配が競りあがったものと思われますが、本日
の状況を見ると、まだまだIPO復活まで行っていないようです。
人気化しそうな業種ではありませんが、電算やトータル・メディカル
も小粒案件ですので、マネーゲーム的な初値買いを期待したのですが、
不発に終わったようです。
本日の前場だけで判断するのは早計ですが、これからも当分IPOは、
公募割れまで視野に入れて、銘柄ごとに厳選して応募をしていく必要が
ありそうです。
考えて見ますと、新規上場銘柄は海のものとも山のものとも判らない
リスクがあります。IPOの完全復活のためには、その点を考慮して
大きくディスカウントした仮条件の設定を期待したいところです。
誰が見ても割安というような公募価格を期待したいところですが、
それはこちら側に論理、新規上場会社も主幹事も出来るだけ
公募価格を高く設定したいというのが本音でしょう。
「片っ端からIPOに応募」というような状況の再来は、しばらく
無さそうです。
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