上場日までまだ少し早いのですが、需給面から、素人の初値予想を
してみました。
まず店頭で、どの程度公募株が行き渡ったかですが、私の例で
見ると、平幹事は別にして、主幹事野村は、BB数の100%、
みずほは、BB数の60%でした。いずれの店頭も私はいわゆる
ゴミ客で、通常のIPOなら裁量なんてありえないところです。
中でも野村は、担当者と面識もない状況でしたから、私如きに
満額配分あるということは、公募段階で、機関投資家、法人、
外国人の需要を十分に満たし、大口を含めた個人の需要もほぼ
満たしているのではないかと推測します。
さて初値ですが、機関投資家や法人はまず初値売りして来ない
でしょう。また必要分は、概ね公募で保有しているでしょうから、
急いで初値買いをすることもないような気がします。
ですので、売り方が一巡してから、ファンダメンタルから見て
割安と判断すれば、外人も含めてじわじわと買い上げてくるの
ではないでしょうか? それと指標組み込みの買いも、いくらか
期待出来るでしょう。
大口の個人も、公募でたらふくゲットし、目一杯抱えていますから、
勘ですが、買いたい人より売りたい人の方が多いのではないで
しょうか? と言って、叩き売りすることもしないでしょう。
少なくともPOの繋ぎ売りによる利益より高いところ、例えば
5%以上儲かるところで、指値売りをしてくるのではないで
しょうか?
超大型IPO、第一生命の初値は、一義的には、機関投資家、
法人、外人が決めるのでしょうが、彼らが初値買いを控えれば、
売りを急ぐ個人の初値売りで、初値が左右されるような気がします。
そう考えると、初値は公募価格の5%アップの147,000円前後と
なるのではないでしょうか?
もちろん、買いが旺盛なら15%アップの160,000円位までは
行くでしょうし、もっと値を跳ばすこともあるでしょう。
反面、「第一生命、不払い隠し2万件超」と言う報道が本日
(28日)あったようです。どれほど影響があるのかは分かり
ませんが、買いが弱いと、初日徐々に気配を下げて、初値は
公募と同値か、最悪、公募割れ発進もあるかも知れません。
IPOについては、ほとんどの方々がそうだと思いますが、私は
原則 初値売りで対応しています。
が、第一生命だけは特別で、POの感覚で考えています。 私の
場合、POは繋ぎ売りをせず、2年程度の中期鞘取りトレードです。
第一生命も、下押しするようなことがあれば、ナンピン買いを予定
しています。
もちろん、初値が跳ぶ期待もあるのがIPOで、そのような時は
初値売りをします。
ただ売却すれば、わずかな資金でもそれを狙って、店頭から投信や
外債の売り込みが想定されます。変に投信等に乗り換えるよりは、
第一生命をそのまま中期保有でホールドした方が、安心感がある
ような気がしています。
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