今日(22日)午後、今年最後のセミナーに参加して
きました。
ほぼ毎月定例的に参加しています、中堅証券主催の
株式セミナーで、講師は本社からの派遣です。
セミナーの要旨は次の通りでした。
海外に比べて、日本株の出遅れが目立つが、その要因は
公募増資による株主資本の希薄化と、円高による国内の
経済活動の低迷である。
来年の日本株の動向を予測する上で、特にポイントと
なるのは為替である。
で、来年の為替の見通しであるが、米国経済は、いろいろな
指標を見ても、順調に回復に向かっており、2月末にも
米国の短期金利の切り上げが実施されそうである。3月末と
予想されていたのが、1か月早まりそうである。
今週になって円安に振れているのも、それを先取りした
動きのように思われる。
米ドルが92円を超えて来ると、米ドル売りのショート
ポジションを取っていた人々の買い戻しが加速され、
一気に100円近くまで、円安が進むのではなかろうか?
そうなれば、日本株も本格的な回復基調になるものと思われ、
銘柄としては、新興国の中産階級の消費にターゲットを
絞るのがよさそうである。中国、インドといった新興国の
中産階級の人口は、1995年には1億8000万人で
あったのが、2008年には、8億人を超えている模様で、
この階層の旺盛な需要で潤う企業群が狙い目である。
この観点から、ゴールドマンサックスも世界の銘柄50社
を選んでいる模様で、日本企業では次の7社が挙げられて
いる。
スズキ(7269)、コマツ(6301)、日立建機(6305)
川崎汽船(9107)、ユニチャーム(8113)、資生堂(4911)
ダイキン(6367)もう一つの投資テーマとしては、スマートグリッド関連で、
トーカロ(3433)、日本碍子(5333)、大崎電気工業(6644)、
メガチップス(6875)が挙げられる。
以上がセミナーの内容です。
米ドルに対して、円が100円まで行くのか?信じがたい
気もしますが、来年は円安、株高を期待したいところです。
上記の推奨銘柄については、私自身、全くフォローして
おらず、買う気もありませんが、ご参考まで。
もう一つの日本株の低迷要因となっている、公募増資に
関係して、セミナーの最後に「ライツ・イシュー」の実施
見込みについて質問してみました。
が、この講師、12月4日付のロイターの記事をご存知
ないとのこと。東証が「ライツ・イシュー利用を促す検討
入った」という記事は、プロの世界では、あまり話題に
なっていないのでしょうか?
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びん介 さんはセミナーには精力的に参加されてるようですね。
さすが、ベテラン投資家は違いますね。
今後は、私も見習わないといけないなぁと思いました。