ブログを拝見すると、日本海洋掘削、当選者が多数ですね。
三菱総研の場合と異なり、機関投資家への配分が少なかったの
でしょうか? どうやら、個人へのばら撒きIPOだったように
思います。ばら撒き銘柄と言えば、東海東京で当選者が多発
した、DWTIを思い出します。
ばら撒きのお陰で、弱小投資家の私にまで、当選が回ってきた
訳ですが、経験的に、これだけ個人の当選者が多いIPOは、
上場日の9時前には売りが膨らみ、徐々に気配を下げていく
パターンが多いように記憶しています。
東証1部銘柄上場ということで、個人の初値売りを支える
機関投資家等、大口の買いがどれだけ入るかで初値が決まる
ものと思いますが、大口の初値買いが少ないと、上場日の
地合いによっては、最悪、公募割れも考えておく必要がある
ように感じます。
17日には当選者全員揃って、一足早いクリスマスプレゼント
を頂きたいところですが、どうなることでしょう?
私は100株だけのホルダーですので、中期保有も視野に
入れて、今年最後?のIPO祭りを味わいたいと思って
います。
話が変わりますが、本日(9日)午後、中堅証券主催の
「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」の
運用報告セミナーに参加してきました。講師は、グロソブ
の運用元の「国際投信」からの派遣です。
グロソブはご存知の通り、先進国のソブリン債で運用する、
外債型投信で、残高5兆円とも言われる、マンモス投信です。
私が保有している投信の中で、最も口数が多いのがこの
投信ですが、当然ながら、為替の影響を大きく受け、
昨年秋のリーマンショック以後の全通貨に対する急激な
円高で、大きな痛手を受けています。
この国際投信の運用セミナー、2年ぐらい前から、何回も
受講していますが、その講義の趣旨は一貫していて、常に
「わが国の人口の減少、特に労働力人口は1995年から
減少していること」、それを踏まえて「これからの日本経済
は低成長が続く」という解説です。
結果、「中長期的には、円安トレンドとなり、今から日本
より高金利の先進国のソブリン債を組み込んだグローバル
・ソブリン・オープンをお勧めする」というものです。
この論調は、リーマンショックの前も後も、一貫しています。
まあ「将来は円安トレンド」というのが、グロソブ推奨の
心臓部というところでしょうか。
で、講義終了後、例の如く質問しました。
「いつもいつも、中長期的には、為替は円安トレンドと
おっしゃいますが、先日あるセミナーでは、この20年の
インフレ率を見ると、先進国の中でも日本は、断トツに
インフレ率が低い。購買力平価から見て、20%~30%
の円高は自然であり、中長期的には1ドル75円もあり
うると解説していましたが、これについては、どう思われ
ますか?」
講師、途端に不機嫌になって、
「他のセミナーが何を言っているか、私には関係ないこと
です。国際投信としては、長期トレンドは円安と首尾一貫
して主張しています」と、またまた講師の機嫌を損なって
しまいました。
まぁ当然の答えなのでしょうが、個人的には、円安を
待望しており、前日の低インフレ・円高説を覆す回答を
この講師から期待したのですが、ダメでした。
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