かねてから噂されていた超大型の三菱UFJのPOが、昨日
(30日)、正式発表されました。三井松島の公募発表も
あったようです。それにしても、POが花盛りですね。
もともとPOは、繋ぎ売りの鞘取り取引はしませんので、
特定の銘柄以外、あまりフォローしていないのですが、昨日
東京建物(8804)と、野村不動産レジデンシャル (3240)の
公募価格が決まったようですね。
昨日18時頃、みずほ(新光)の担当者から電話があって、
「今日、Jリートの野村不動産レジデンシャルが3%引きの
289,545円で公募価格が決定しました。今ならお取りでき
ますが、いかがでしょうか?」
私「今日が価格決定日でしたか? BBの応募もしていない
のに、今頃になってお薦め電話とは、売れ残ったのですか?」
担当者「そういう訳ではありません。割安でお買い得だと
思ってお奨めしました」と言って弁解していました。
そう言えば先日も、公募価格決定日の翌日の夕方、NECの
POキャンセル分のお勧めが、大和の担当者からありました。
みずは(新光)も大和も、これまで1度も、これと言った
IPOの裁量配分の恩恵を受けていないこともあり、銘柄
や公募価格の良し悪しは別にして、売れ残りのお付き合い
までする義理もないので、即座にお断りしました。
こうも大量のPOが実施され、しかも最近のように、
安定化操作中は公募価格に張り付き、終了後は公募割れ
という展開になると、BB後にキャンセルが多発する
ようで、各店頭とも相当苦労している模様です。
IPO裁量配分の下心がなく、純粋に店頭からの薦めで
BBした人は、平気でキャンセルしているようです。
一方で、先日の野村HDのBBのように、公募価格の
決定後も堅調な場合、私如きがしっかりとBBしていても、
翌日の支店長裁量で上客に回るのでしょうか?
配分がないことが多いように感じます。
さて今日から、12月IPOの第1弾、日本海洋掘削の
BBが始まりました。
皆さんのブログを拝見すると、ヤーマンと一建設は見送り、
日本海洋掘削については、悩み中という方々が多いよう
です。私も同じです。
日本海洋掘削、当初は全力応募の予定でしたが、承認後、
地合いが悪化しましたので、急ブレーキが掛かっています。
仮条件の上限を引きあげきたことも、気に入りません。
通常、仮条件の上限を引き上げた銘柄は好発進することが
多く、事前の需要調査が良好だったのだとは思います。
但し何分にも、この地合い悪化の中ですから、そして同じ
三菱主幹事であった三菱総研やキャンバスが、初値段階
では好発進しましたが、現在公募割れとなっており、
さらには、直近のエフオーアイが大きく公募割れとなって
いる現状を鑑みると、主幹事のKYさを感じます。
とは言え、完全にスルーを決めた訳でもありません。
東証1部上場なら、日本海洋掘削は、最近の公募増資に
比べても、大きな吸収金額というより、小粒案件です。
初値は期待出来ないと思いますが、これを見送ると、
今年のIPO応募が実質完了して、寂しくなることもあり、
中期保有を視野に入れた応募も選択肢に残しています。
但し、日本海洋掘削のBB用の資金移動は全く実施して
おらず、応募するとしても、主幹事の店頭から少しだけ
ということになりそうです。
ただ、ここの主幹事、唯一裁量配分の期待できる店頭
なのですが、三菱総研もはずされていますので、応募
しても、配分がないかも知れません。
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