エフオーアイ以来、ほぼ1か月ぶりに、IPOの新規承認が
ありました。
銘柄は「
日本海洋掘削」、三菱UFJ主幹事で、12月17日
上場。公募のみの18,000枚(100株単位)、OAを含めると、
公開枚数は20,000枚となっています。
想定公募価格は3,650円で1単位36.5万円、3~4年前
なら、単価の安い部類ですが、最近のIPOとしては値がさ
に属し、OAを含めた吸収金額は73億円で、エフオーアイの
77億円とほぼ同規模。今時のIPOとしては、吸収金額の
大きい大型IPOとなっています。
業種は、「石油・天然ガスの探鉱・開発に関する海洋坑井掘削
及び海洋掘削技術を応用したエンジニアリングサービス」と
いうことで、実態のほどはよく分かりませんが、将来の夢を
追う業種として、IPO的には人気化しそうな気がします。
上場後のOAを除いた発行株数は1780万株となる見込みで、
1株3,650円で計算すると、上場時の時価総額は650億円
近くになり、東証1部上場が有力なようです。
東証1部として見れば、日本海洋掘削は、大型IPOという
ほどでなく、結構セカンダリーの買いも入るのでは?と
予想します。
さらに、売出し株数がゼロというのも好感され、主要株主に
VCがおらず、「石油資源開発」や「三菱マテリアル」他
著名企業が占めているのも安心感があり、機関投資家を
含めたセカンダリーの買いを呼ぶような気がします。
以上の判断から、「日本海洋掘削」は、超小型IPOの
ように、初値が跳ね上がることはないでしょうが、好発進
が期待され、今のところ積極応募の方向です。
IPOブロガーの間でも、高評価の記事が多いようです。
但し、直近の日本の株式市場は低迷ぎみで、特に新興
市場は下押しの展開となっており、最近上場したIPOも
低迷しています。バイオ関連銘柄のミニバブルは終焉した
模様ですし、岩盤のように、下値は底固いと思われていた、
三菱総研も敢え無く公募割れしています。
三菱総研については、その後、下方修正があったのか?
あまりフォローしていませんが、同じような株主構成で、
主幹事も同じ三菱UFJということで、日本海洋掘削も
これからの地合いによっては、安心できない気がします。
日本海洋掘削は、まだBB開始まで日数がありますので、
今月20日上場のエフオーアイをも参考にしながら、応募の
最終判断をしたいと考えています。
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このたびのIPOは問題なさそうですが
配分が厳しい会社ばかりですね。
三菱総研同様個人には余り回ってこないかも?
それにしても三菱総研の公募価割れはビックリで
さらに2000円も割ってしまったのですね。
さすがにこの水準には魅力を感じますが躊躇もあります。
一体どういう方が売っているのでしょうかね?
幾ら魅力的な銘柄でも公募株を持ち続けるのは危険で
私の様な下手糞はやはり初値売りが正解と再確認しました。
ただし成行き売りは自分の首を絞める事になるのでしませんが。
このところ大型POの発表が次々と続いてますが
幾らなんでも需給に響きませんかね?
幸い当該銘柄の株主ではないですが既存株主は
たまったものではないでしょうね。