10月唯一のIPO、デ・ウエスタン・セラピテクスですが、
野村HTは、いつもの通りあっさりと落選でした。
4枚セットだけに、当選は難関だったようですが、それでも
ブログを拝見すると、当選された方が2名いらっしゃる模様、
おめでとうございます。
それにしても、野村HTは当選しませんね。
私がIPOの応募を始めてから、まもなく5年になり、
この間に、野村主幹事案件が142銘柄ありました。
パスが43銘柄で、応募したのは99銘柄です。
当選が16銘柄、19件ありましたが、野村HTでの当選は
古河スカイ、野村不動産HD、共英製鋼、ソリトンS、
グリーの5件だけです。この中に東証1部上場が3件含まれ、
野村HTは主幹事であっても、公開枚数がメチャ多い銘柄か、
不人気銘柄でないと、まず当選しないという結果になって
います。
野村HT以外の当選が14件(重複が3件)あって、野村
主幹事の案件については、副幹事や平幹事での当選の方が
多くなっています。
野村主幹事でない銘柄の野村HTでの当選はありません。
通常、OA分を含めると、主幹事が公開株数の8割以上を
受持ちますから、少なくとも半分程度は主幹事から当選して
もよいはずですが、そのような結果にはなっていません。
これを見ても、野村HTの当選は、至難の業という結果に
なっています。
と言って、野村の店頭での裁量配分はさらに難関です。
私の場合、裁量配分とは縁遠い状況で、4年前に担当者から
「店頭応募より野村HTの方が、はるかに当選確率が高い
ですよ」と言われ、すぐに店頭裁量は諦めました。
これが、「店頭応募は当選確率ゼロであるが、野村HTなら、
わずかながら当選の可能性がある」という意味であることが
後から解りました。
ブログを拝見すると、大きな資金で、野村店頭から大口で
POの裁量配分を受けておられる方がいらっしゃいます。
ほとんど方々が、ネット証券で繋ぎ売りをし、PO分は
受渡し日に即売却、次から次へと多額の手数料を落とされて
いるようですが、それでも人気IPOとなると、裁量配分は
厳しいようにお見受けします。
野村店頭で、人気IPOを次から次へと裁量配分される
人ってどんなお金持ちなのでしょう? 最低でも3億円
以上の預け入れがないと無理という話も耳にしますが、
ラップ口座とかで、本人が知らない間にIPOが配分されて
いるのかも知れませんね。人気IPOを複数枚、裁量配分
されても、大して感激もない資産家ということでしょうか?
まぁ考え方によっては、一部の中堅証券の店頭のように、
IPOというニンジンを顧客の前にぶら下げて、これを
餌に営業活動をしているところに比べたら、セコいことを
しない野村の営業姿勢は堂々としていて、評価できるよう
な気もします。
今時のIPOは、あまりニンジン効果はないと思いますが。
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