IPOの新規承認が出てきませんね。
POは、野村HD、昭和電工と相変わらず賑やかです。
IPOをメインにされているブログを拝見しても、皆さん、
POやTOBの記事が目立ちますね。
IPOは、10月上場は、ウエスタン・セラピテクスの
1件だけ、この分だと、年末の駆け込み承認があっても、
後10件も出てこない感じで、どうも年間30件までは
行かないような気がします。
とにかくIPOは、新規承認がなければ話になりません。
そして、新規承認があっても、それなりの初値で寄り付か
なければ、IPOとしての旨みがありません。
そこで、9月上場の4銘柄の上場後を検証してみました。
公募価格 ⇒ 初値 ⇒ 高値 ⇒ 今日(30日)の終値の
順に列挙すると次の通りです。
SHO-BI 380円 ⇒ 720円 ⇒ 1,156円 ⇒ 898円
シーボン 1,860円 ⇒ 1,830円 ⇒ 2,010円 ⇒ 1,459円
三菱総研 2,200円 ⇒ 3,200円 ⇒ 3,220円 ⇒ 2,510円
キャンバス 2,100円 ⇒ 3,730円 ⇒ 4,050円 ⇒ 3,390円
9月は、シーボン以外の3銘柄は、初値段階では好発進となり
ました。
しかしながら、SHO-BIだけダイナミックなセカンダリー相場
が展開されましたが、三菱総研もキャンバスもほぼ初値天井。
シーボンに至っては公募割れのまま、下値を追う展開となって
います。
4銘柄中3銘柄は、現時点でも公募価格をかなり上回っており、
これからのIPOも、銘柄を選別すれば、昨年ほどの公募割れの
心配はなさそうです。
但し先日、日経新聞に掲載された「IPO人気復調」までは、
まだまだ回復していないように思います。
9月上場のIPOは、クックパッドの大相場の余韻に助けられた
面もあって好発進しましたが、これからのIPOが好発進する
には、直前に上場したIPOのいくつかが、セカンダリー相場
となっていることが必要だと思います。
どうも、SHO-BIだけでは心許ない気がします。
その意味では、今日(30日)のキャンバス、後場、一時
ストップ高に張り付いたので、期待したのですが、あっけなく
剥がれてしまいました。明日(1日)以降、再度物色されて、
初値を上回って買われる展開を期待したいところですが、
どうでしょうか?
ウエスタン・セラピテクス、F社はアグレッシブの予想をして
いるようですが、業績の実体がない赤字バイオだけに、
どうなるかさっぱり判りません。
キャンバスにもう一度、セカンダリー相場があれば、同類の
ウエスタン・セラピテクスも好発進となることでしょう?
ともあれ、10月1銘柄だけの上場では寂しい限り、IPO
の地合いの回復と共に、次の新規承認が待たれます。
欲をいうなら、安心して応募できる銘柄の登場を期待したい
ところです。
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