今日(17日)の日経平均ですが、終値は328円安と、最近ではかなり大きな
下げとなりました。
今日の下落の要因として、次のように解説されています。
「4~6月期のGDP速報値は、物価変動を除いた実質で前期比0.9%増え、
年率換算では3.7%増だった。5四半期ぶりのプラス成長だったが、日経
QUICKニュース社が集計した市場予測の中心値(1.0%増、年率4.0%増)
を下回った。事前の期待値が高かった反動に加え、エコカー減税などの
政策効果を除くと輸出依存の色彩が濃かったため、利益確定売りが広がる
きっかけになった。」
さらに、
「日本経済の輸出頼みが顕著になる一方、米国では14日発表の8月の米消費者
態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が事前予想に反して低下した。
世界景気のけん引役である米個人消費に警戒感がじわりと拡大。投資家心理を
冷やす一因となった。」と。
専門家の解説ですから、上記の通りなのでしょう。
ただ素人的に考えると、結果論のような気もします。同じ要因でも、相場が
上昇トレンドの時には、328円安というような下落にはならず、前日比
プラス引けとなることもあったのではないでしょうか? そしてその時は
「結果は事前の予想の範囲内であり、市場に安心感が広まって買われた」
とかの解説がつくのではないでしょうか?
今日の下げは、先週からの日経平均の上昇で、「そろそろ利食い売りも?」
と考えていた投資家の心理が先にあって、それにいろいろな今一の指標発表
が後押し、後場にかけて売りが膨らんだ結果ではないか?と推測します。
日経平均は、先週の10,600円台乗せで当面の達成感があり、総選挙を控え、
今週から上値が重い展開に、状況によっては下押しもあるのではないかと
予想しますが、どうでしょうか?
個人的には、これから日経平均を先頭とする、雁行体形で市場全体が右肩
上がりの展開となることを期待しています。そうなれば、保有中のメガバンク
株の含み益も増加していくことでしょう。
但し、例の如くの中期鞘取りトレードですので、下値を試す展開になれば、
ナンピン買いも予定しており、ザラ場の株取引としては、上に行っても、
下に行ってもよいと思っています。
しかしながら、株価が下押しする局面になれば、ようやく回復しつつある
IPOの地合いに対する影響が心配です。
ジャスダックやマザーズ、ヘラクレスといった新興市場、今日のところは
日経平均より下落率が小さいようです。が、今後日経平均の下押しと併せて、
これらの新興市場も調整局面に入るようだと、9月上場の4銘柄、いずれも
クックパッドほど人気銘柄でないだけに、少々心配になってきます。
今日は、さすがのクックパッドも、ストップ安近くまで売られたようです。
クックパッドは既にマネーゲーム化して、高騰し過ぎだと思いますが、
今年上場して、堅調に推移しているIPOの動向を注意深く見守りながら、
来週から始まるBBに対応して行きたいと思っています。
株やFXの短期トレードはしませんので、とにかく唯一の短期トレード
であるIPOが復活してくれないと、暇をもてあそびます。
そのIPOも、この閑散期に審査を通過して承認され、しかも今時の
公募価格の設定なら、中期鞘取りトレードでもよいようにも思いますが。
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