先週、二つのセミナーに参加、その内、為替セミナーについては先日
記事を書かせて頂きましたが、もう一つは、株式セミナーでした。
そして、昨日(27日)も午後、株式セミナーに参加してきました。
今月になって、いくつか株式セミナーに参加しましたが、いずれも
まさに、「中国一色!」です。
先週と昨日の株式セミナーも、「日本株のこれからの見通し」が
メインテーマなのに、話は中国の経済対策から始まりました。
今や世界経済を牽引するのは中国であり、中国抜きでは語れない
という感じです。日本株の推奨銘柄も、環境関連と並んで中国の
インフラ整備が2大テーマとなっています。
多くの経済の専門家が口を揃えて「中国!中国!」というのですから、
おそらく、その通りなのでしょう???
でも「中国!中国!」と耳にタコが出来るほど言われると、少々
食傷気味になってしまいます。
そこで、中国に対してほとんど知識がない私ではありますが、敢えて
中国の問題点を書かせていただきました。
中国嫌いである私の主観の入った、独断と偏見の記事ですので、以下、
興味のある方だけご覧下さい。
中国経済の最も根本的な問題は、一党独裁の政府が「政経分離」を謳って、
市場経済を主導していることでしょう。以前から一部で指摘されている
ように、管理経済体制の下で、今進めている市場経済が、今後共、順調な
発展が可能かどうかということでしょう。
香港市場のH株は開放されているが、上海市場のA株は原則中国人しか
取引出来ないと聞きます。そして、両市場に重複上場している銘柄、
香港H株と上海A株とでは、為替換算した価格にかなり開きがあると
いうことも聞きます。
まさに、一物二価の不自然な管理市場と言わざるを得ません。
そして、中国政府が恣意的に上海A株の取引を海外に、部分開放している
模様で、それに対して、ヒナ鳥が親鳥からエサを貰うが如く、大きく口を
開けておねだりする日本の金融機関、「この度の投信設定で、100億円の
上海A株の取引枠を獲得しました。」と自慢げに語る、セミナー講師の話を
聞くと、何かわびしくなってきます。
詳細は把握していないのですが、今は、香港H株より上海A株の方が割高な
ようです。これについて、「香港H株は香港ドル建て、上海A株は元建て、
将来的に香港ドルは、米ドルにほぼ連動して動くが、元は米ドルに対して
強くなるであろう? だから上海A株だ」というようなことも聞きます。
同一価値のものなら、中国元が上昇すれば、その分香港H株が上昇して
しかるべきだと思うのですが、そういうことにはならないのでしょうか?
さらに、もっと猜疑心を持って眺めると、元建てで上海A株に投入した
資金がある日突然、「日本の金融機関に対しては資産凍結」というような
ことが起こらないのでしょうか? 中国の日本に対するこれまでの高飛車
な内政干渉をみていると、何か難癖をつけて、起こりえないとも限らない
ような気がします。
「中国政府は、今般の経済活性化対策で不十分なら、第2、第3の活性化
対策を打ち出すのに十分な資金余力がある」という話も良く聞きます。
確かに、外貨準備高は米ドルだけでも188兆円ということで、国の借金
もGDP比では、他の先進国に比べても、まだまだ余力があるようです。
今や米国も、米国国債をおとなしく中国に持ち続けてもらうために、為替
レートとか経済の面だけでなく、人道上の面でも、中国に遠慮してはっきり
物を言えない状況になっています。 昨日の「米中戦略・経済対話」でも、
オバマ大統領が「米中関係が21世紀を形づくる」と演説、「世界中の
どの2国関係にも劣らず米中関係は重要だ」と述べたようです。
しかしながら、全く個人的な見解ではありますが、中国の財政余力たるもの、
そもそもは、一党独裁の管理経済下で蓄積されたものです。
この20年、安くて豊富な人件費を武器に、うまく市場経済を離陸させましたが、
無断で先進国のコピー商品ばかりを作っていて平気な国が、これから世界の
経済を牽引しながら、成長を持続させることが出来るでしょうか?
3000年を超える中国の歴史を振り返っても、日本が弥生時代の真っ只中で、
まだ原始生活を送っていた時に、既に漢字を使い高度な文明が発達していた
国が、巨大な人口を抱えながらも長らく低迷し、つい20年前まで、軍事技術
以外にほとんど近代技術の発展が無かった、という歴然とした事実があります。
今はうまく行っていますが、一党独裁の政経分離体制の下では、今後共、
中国の経済成長が持続するとは思えません。一方、民主化が進めば進んだで、
13億人の人口を抱えて、政治経済は大混乱に陥り、とても経済成長どころ
ではなくなってしまうような気がします。
米国も今は、いろいろリップサービスをしていますが、米国民の多くは
本心では「中国との二頭体制などとんでもない」と思っていることしょう?
ましてや、中国の一頭支配など許さないでしょう?
多くの経済専門家が予想する「近い将来、中国が米国のGDPを抜き去る
であろう?」ということには、甚だ疑問です。
市場は、テーマとムードで買われますから、おそらく当面は中国ブームが
続くことでしょう!
しかしながら、「中国の経済発展は本物ではなかった」という日がいつか
来るような気がしています。
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中国はにぎわっているようですが、日本の株もまともに出来ないのでどうでしょう?(資金もないです)
中国はうさんくさい国なのでどうもシックリきません。
自動車製品も中国製が多いいのですが、すぐ壊れます。
国もすく壊れたりして。。。
中国のバギーも購入した事がありますが、粗悪もいいところです。メッキもすぐ錆びるしすぐ壊れます。
エンジンが調子がよいと思っていたら、ホンダのエンジンみたいでした。
何でもありの国ですよ!!!
応援★