NYダウの堅調な動きを受けて、週末(24日)の日経平均は、
151.61円高の9,944.55円と、10,000円まで一歩手前まで戻してきました。
来週は、再度10,000円乗せがあるのでしょうか?
どうやら、8月のIPO上場はなさそうですね。
来週中には、9月上場の新規承認が出てきそうな気がしますが、
どうでしょう?
さて、今週(~24日)は、二つのセミナーに参加してきました。
一つは為替セミナー、もう一つは株式セミナーです。
その内の為替セミナーについて、紹介したいと思います。
この為替セミナーの講師ですが、外国為替を、常に米ドルを中心に
おいて、米ドルから他の通貨を観察しているということです。
そして、その観察結果から、
「米国の景気が好調な時は米ドル高、低迷している時は米ドル安」
「世界の金融不安か拡大すると米ドル高、安定してくると米ドル安」
となる傾向が、明瞭にあらわれているそうです。
この講師によれば、[世界で金融不安が拡大すると、米ドル高なるのは、
最後の拠り所として世界中のお金が、基軸通貨の米ドルに向かうため」
と説明していました。
昨年のリーマンショック直後が、まさにこの現象で、円を除く世界の
通貨に対して、米ドルが一気に20%前後上昇したということです。
日本の円だけは特別で、短期金利差の縮小による円キャリーの巻き戻し
で、円だけ米ドルに対して20%、他の通貨に対しては40%、という
強烈な円高が進んだということです。
しかし、短期金利差による為替の調整も終わり、「これからは、円も
米ドルに対して、他国の通貨と同じような動きになっていくであろう?」
ということです。
で、直近はというと、「世界の金融不安拡大による米ドル高の局面は終わり、
今は、世界の金融が安定に向かい、米ドル安の局面に入っている。さらに、
米国の景気は来年一杯、低迷するであろうから、他国通貨に対して一層
弱くなり1米ドル90円を切ってくるであろう? しかしながら、再来年に
なると、米国景気が急回復、米ドル高に反転し、1米ドル110円になるで
あろう?」という予想でした。
さらに「あくまで予想ですが、来年90円を切ったところで、米ドルを
買って1年保有すれば、20%以上の為替差益が期待出来ます。米ドルの
買い場、すなわち底値は、88円ぐらいではないでしょうか? なぜなら、
87円を超える円高になると、日本政府の為替介入が想定されるからです。」
さらに続けて「この秋、恐らく民主党政権となるでしょう。民主党政権に
なると、現在民主党の金融アドバイザー的な役割をしている、榊原英資氏を
金融担当大臣に起用する可能性があります。榊原英資氏は「ミスター円」
と呼ばれた人物で、為替介入の第一人者です。」
この時、前の席の一人か、いぶかしそうな顔で質問、
「榊原英資氏といえば、昨年1米ドル60円が妥当とか言っていましたね。
この人が、87円の円高でドル買いの介入をしますか?」
講師「榊原英資氏は、いつもおっしゃることが豹変することが多い人です。
その立場になると、平気な顔をして介入すると思いますよ」
私も過激な発言が多いのですが、この講師の公の場での思い切った発言には、
少々驚きました。でも1時間半、結構面白いセミナーでした。
少人数のセミナーでしたが、「最近米ドル建ての投信を買ったんですが、
これから円高が進むようなこと、聞いていませんでしたよ!」とかの質問
もあり、後ろの方で、支店長がハラハラして聞いている様子が伺えました。
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支店長が変ってから一度も挨拶にいっていない事を思いだしました。仕事があるので誘われてもなかなかいけないのが現状ですが。(セミナー)
それに息子が入院しているので大変な日々です!
いつもコメントありがとうございます。★