今月になって日本の株式市場は低迷、先週末(10日)まで日経平均は
8日続落となっています。また為替の方も、先週は円高が進み、週末の
米ドルは92.53円~92.56円で取引を終えました。
今日(13日)は、東京都議選の結果を受けて、市場がどう動くか?
と注目していましたが、既に織り込み済みだったということで
しょうか? それとも都議選は、国政選挙ほどのインパクトがない
ということでしょうか? 朝方の日経平均は、平穏なスタートと
なりました。ただ、10時頃から、下落に転じ、14時現在では
200円を超える下げとなっています。
やはり、先週からの調整の流れが続いているのでしょうか?
ともあれ、この2週間の円高、株安で、私の保有金融資産も目減り
しています。私の保有している金融資産は、キャッシュポジションを
除いて、大半が外債型投信で、残りが新興国株式投信、日本株現物、
Jリート現物&投信他諸々ですが、この3か月順調に評価額を戻し、
6月26日の時点では、最高値であった2007年12月末に対して、
96.9%まで回復していました。
しかしながら、この2週間で再び、かなりの評価減になっているもの
と思います。中期保有ですので、一喜一憂しないことにしていますが、
「せっかく戻していたのに!」という思いで、気分よくありません。
但し、見方を変えれば、2007年12月末の米ドルの為替レートは、
112円25銭だったのに対して、6月26日の時点では、95円75銭に、
大きく円高が進みました。
すなわち、この間に円は、1.17倍になった訳で、基軸通貨米ドル建て
で計算すると、6月26日時点での私の金融資産は、2007年12月末
から、13%ほど増加していたことになります。
今月末まで計算はしませんので詳細は不明ですが、この2週間で3円ほど
さらに円高になっていますし、米ドル建てで評価すれば、私の金融資産は、
今でも2007年12月末よりプラスになっているはずと、前向きな解釈
をすることにしています。
一般的に、リスク商品を持っていなかった、国内の大半の人々の金融資産
は米ドルベースでは、この1年半で10%以上、増加しているはずです。
ただ、米ドルベースでストックが増加しても、実際、海外に出かけたり
しないと実感がありませんし、世界同時不況と急激な円高で、国内の
輸出企業のダメージがあまりにも大きく、GDPでは世界一の下落率と
なってしまいました。
「米ドルが基軸通貨となる時代は終焉した」という、経済評論家も多い
ようです。しかしながら、ユーロの元気がありませんし、中国が
「将来、元を基軸通貨に」と画策しても、世界はそれを許さないでしょう。
ましてや、円が基軸通貨になれるはずがありません。
金地金は、これからも資産の待避先として、しばしば見直されいくこと
しょうが、金本位制で、巨大化した世界の経済を維持するのはムリでしょう。
結局、消去法的に、「腐っても鯛」、その政治力、軍事力から見て、
まだまだ、米ドルが基軸通貨であり続けると思っています。
その米ドルに対してのみならず、先進国通貨に対して、円の独歩高
といことは、日本人のほとんどが金持ちになっったということです。
フローの面でも、米ドル建てに換算すれば、日本の一人当たりの
国民所得は、躍進しているはずです。
円高ということは、日本の経済力のアップ、日本人として大いに自信を
持てばよいのではないでしょうか?
いずれ、円高がプラスに作用する日が訪れるような気がします。
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