今日(19日)の東京マーケットは、昨夜のNY市場が堅調であったのと、為替が円安
に振れたのを受けて、日経平均は、251.60円高の9290.29円と反発しました。
昨日は、円の全面高、さらに兵庫県と大阪府で新型インフルエンザの感染者が
多数確認されたということも影響、下げましたが、今日は少し落ち着きを取り戻した
という感じです。
当面、東京マーケットは、一進一退というところでしょうか?
新型インフルエンザの方は、幸い弱毒性ということで、今のところ国内では重篤な
症状になっている方がいないのが何よりです。でも、感染地域にお住まいの方々は
ご心配でしょう。これ以上感染が拡大せず、収束に向かって欲しいものです。
ところで昨日、「ムーディーズ社が、円建ての日本国債の格付けをAa3から
Aa2に1段階引き上げた」という報道がありました。このAa2というのは、
最上位のAaaから3番目ということで、イタリアと並んだそうですが、
それでも先進国では、まだ最下位ということです。
一方、外貨建て日本国債の格付けを、AaaからAa2に、2段階引き下げた
ということです。報道によると、「ムーディーズ社は、これまで日本は自国
通貨建て債務よりも外貨建て債務の履行を優先する、として外貨建て債務格付け
を優位にみていたが、今回、最近の世界的な金融危機の中で、さまざまな政府
の支払いの優先順位を予測することは、極めて困難と判断し変更した」と説明
しているとのこと。
私は勉強不足で、日本国債の格付けが、円建てと外貨建てで異なっていたこと
を知りませんでしたが、何か納得のいかない説明です。
さらに、今回の円建て国債の格上げ理由について「ムーディーズ社は、日本は
多額の貯蓄残高など資金が豊富で、国債購入余力は高いとして、追加経済対策
に伴う10兆円を超える国債発行も十分に市場で吸収できると説明した。また、
経済対策による財政悪化は一時的なもので、危機後は財政赤字の削減路線に
戻るとの見通しを示した」とのことです。
これまた、日本は1500兆円と言われる個人金融資産があって、国内で十分消化
出来ることは、もともと明らかなのに、「なぜこの時期に?」と納得のいかない説明です。
一説によると、「外国から資金調達しなければ捌けない、米国国債ではあるが、
これを最上位のAaaから引き下げる訳にいかないので、日本国債との差を縮める
ために、日本国債の格付けを引き上げた」ということも耳にします。
これが真実なら、「まさに覇権国の天動説」以外の何ものでもありません。
従来からムーディーズ社やS&P社の格付けには、疑問を持っていましたが、
今回の措置を見ると、全く信頼に値しないと言う思いを抱きました。
これだったら、F社のIPOの初値予想の方が余程、信頼性が高い?という
気がしています。
それにしてIPOは全くの休業状態、新規承認、出てきませんね!
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私も今回の件はいまいち解かりませんけど。
「まさに覇権国の天動説」ですね☆