一足早く発表の昨日(20日)の野村HTのソケッツですが、落選でした。
いつもながら野村HTは、当選確率が低い上、今回は株数が少ないですから、
当選する気がしていませんでしたが、その通りの結果となりました。
あとは、月曜日以降の発表待ちですが、当選は極めて困難だと覚悟しています。
それにしても、ブロガーさんで野村HTでの当選者が何人かいらっしゃいますね!
難関突破、おめでとうございます。
ところで、前回「IPOの潮目が変わったのでは?」という記事を書かせて
いただきました。本当に100年の1度の経済危機ならば、もう一段の
株価の下落もあるかも知れませんが、日本の株は、ほぼ底を打ったという
気がしています。底を打てば後は反転があるのみ、IPOの初値形成にも
プラスに働くのに違いありません。
IPOの初値形成が、いつも同じことを繰り返す訳ではないと思いますが、
前回のIPO活性期、株価指数がどのような動きをしていたのか、調べました。
以下は2002年1月から2009年2月までの、日経平均株価指数、
東証二部株価指数、日経JASDAQ平均、東証マザーズ指数の月足チャートです。




チャートを見ると、日経平均が2003年4月28日に7,607円で底を
打って急回復しています。東証二部、JASDAQ、東証マザーズはそれより
早くに底をつけていましたが、日経平均の反発を追いかけるように反発して
います。最高値までの上昇率は、日経平均140%、東証二部293%、
JASDAQ208%、東証マザーズ468%となっています。東証二部が
JASDAQより上昇率が大きいのは意外ですが、いずれも日経平均より上昇率
が高く、東証マザーズに至ってはすごい値になっています。
また日経平均を除き、2006年1月16日(ライブドア事件発覚)がピーク
となっています。日経平均だけは、この時一旦ピークをつけて反落した後、
2007年に高値を更新していましたが、概ね株価指数は2003年春に
底を打ち、3年間上昇を続けて、2006年春にピークをつけています。
その後は、現在に至るまで下降局面となっています。
IPOは、株価指数が反発を始めた、2003年が助走期間となり、
2004年、2005年、2006年と3年間活性期が続き、中でも
2005年の3月のガンホーの上場時がピークだったように思います。
このガンホーを挟んだ3年間はまさに、IPOバブルだったと思います。
2006年には、株価指数、特に新興市場はピークをつけて右肩下がりと
なりましたが、ほぼ1年、IPOバブルの余韻が残ったということでしょうか?
実際2006年には、陰りが見え始め、後半にはかなり公募割れも出ています。
特に、地方市場の上場に買いが入らなくなったのもこの頃でした。それでも、
年末には大相場もありました。
株価指数が2006年1月をピークに下げ始めてから3年が経過しました。
今回の世界不況は回復には時間がかかるとの、専門家等の予想もありますが、
格言に「小回り3か月、大回り3年」というのもあります。
そろそろ株価は東証1部から順に回復に向かい、IPOも今年は助走期間、来年
以降が本格回復となるのではないでしょうか? 期待を含めて!
但し前回、IPOバブルとその後の暴落を経験していますから、次は初値が
3倍、4倍が続出という、IPOバブルにはならないように思います。
でも、株価指数が右肩上がりの間は、初値公募割れは激減し、以前のような
荒稼ぎが出来なくても、片っ端から応募すればよい時代が再来するように
思いますが?
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新興市場も、ホリエもん(ライブドア)の強制捜査から株価が転落するきっかけになったと記憶しております
期待を込めて、来年以降は、IPOもミニバブルへ突き進んでほしいものです。