今日(18日)午後、高校時代の同級生と、1年ぶりに会ってきました。
この人も早期リタヤー組ですが、悠々自適の生活を送っています。
株の投資歴は私より長いのですが、その投資方法は一風変わっていて、
東証1部のトップ銘柄の現物に、一挙に全額を一点張り、長めのスイング
トレードが特徴です。3年ほど前にIPOの話題を出したのですが、全く関心
がない様子でした。
一時、株を休憩していたのですが、2005年夏に退職とともに原資2000万円
で再開、全額を一気に投入して、新日鉄を300円前後で買い、500円前後で
全部売却、その後も新日鉄オンリーでスイングトレードを繰り返したそうで、
昨年会った時は、元本が2倍の4000万円になったということでした。
そして、その時はキャッシュポジションで、「次に押し目があれば、また全額
投入して新日鉄を買う予定」ということでした。彼とはその後会っていなかった
のですが、この暴落にどう対応したのか興味がありました。
で、今日聞いてみたら、昨年春、600円を切ったところでまた、新日鉄を買った
そうです。その後、売るタイミングもあったようですが、新興国の需要からもっと
大きく上げるものと読んでいたらしく、売りそびれ、現在も塩漬け状態になって
いるということです。
今日の新日鉄の終値は、257円ですから、当初の元本2000万円を割って
いるようでした。本人いわく、「こんな暴落は予想外だった」とのことです。
彼は、損切りを絶対しない人で、買値を回復するまで、5年でも10年でも待つ
そうです。資産的には、別途投資余力がかなり残っているものと思われますが、
株の投資額は、2000万円だけと決めているそうで、ナンピン買いとか一切
しないそうです。
私から見れば、彼の投資手法にはいろいろ疑問なところもあるのですが、
しっかりした投資スタンスには感心させられています。この投資手法で20年
以上、株と付き合い、まだ生き残っているのですから、私がとやかくいうこと
ではありません。
彼に比べ私はというと、全く反対で、チマチマとした分散買いが投資スタンス
です。今日(18日)も、底なし沼の状態の野村HDと大和証券Gを1000株
ずつ、ナンピンで拾っておきました。
大手証券株、業績は最悪といえ、そろそろ反発してもらいたいところですが、
後2~3回、ナンピンが必要かもしれません。
来週からBBが始まるIPOの応募については、まだ決めていません。
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大変興味深くこのお話を伺いましたが
銘柄を集中して投資するスタンスには
私も共鳴できる部分があります。
銘柄数が少ないと管理は楽だと思いますが
思惑が外れるとこういう結果にもなり得ます。
それにしても1つで勝負とは思切りの良い方ですね。
投資額の大きさと限度を決められているのは堅実ですが
こんな事になると動きがとれないので大変ですね。
確かに一度倍になった物が評価損に変われば
きっと私も中々損切が出来なかっただろうと思います。
長期投資と言うスタンスは私も全く同じですが
流石に50を越えると超長期は耐えられない気もします。
株の回復か寿命が先かの現実的な悩みですよね。^_^;