今日(16日)内閣府から、平成20年10~12月期のGDP成長率の
発表がありました。
前期比で3.3%マイナス、年率換算では12.7%マイナスとのこと。
これは、前期比の年率換算で米国の3.8%マイナス、ユーロ圏の5.7%
マイナスよりはるかに悪い数字です。
ある新聞の夕刊は、1面で「外需頼みの経済の弱点」と「政府与党の
経済対策の遅れ」を指摘。夕方のテレビを見ても、どのチャンネルも
「えらいこっちゃ」と大騒ぎ、そして「輸出中心から脱皮して、内需中心
に方向転換すべき」とか、コメントしています。
これを受けて、与謝野経財相は、「戦後最悪の経済危機だ」と述べると
ともに「こういう数字を見た以上は、頭を使っていろいろな可能性を
探るのがわれわれの責任だろう」と追加経済対策の検討を視野に入れた
コメントをしています。
さてさて政府与党に、どんな打つ手があるのでしょう?
またまた、以下、独断と偏見の記事を書きました。興味のある方のみ
ご覧ください。
今回のマイナスの大きな原因は、世界的な経済不況と円高による輸出不振に
あるのは間違いありません。さらに円高による業績悪化が、輸出企業の設備投資
を控えさせた結果だと思います。
政府与党の対策として、バラマキの内需拡大策も一時的には効果はあるで
しょうが、前にも書きましたが、最も重要なのは円安誘導策だと思います。
資源のないわが国は、ひたすら輸出立国として経済を維持していく以外に
道がなく、そのためには円安が不可欠です。
私は、政府与党の最優先課題は、円安誘導策だと思っています。
ところで、この度の日本のGDP成長率が著しく悪いのは確かですが、この間
に大幅な円高になっています。これを勘案して、米ドルベースでGDPを
見ると、成長率はプラス?ということになります。
なぜなら、四半期末で見た、平成20年10~12月期の米ドルが90円で
あったのに対し、前期は106円で18%も値上がりしているからです。
ユーロに対しても、155円⇒128円と21%の値上がりとなっています。
悲観論ばかりが唱えられていますが、円高で日本全体の金融資産は、基軸通貨の
米ドルベースでは、大幅に増加、成長率はプラスになっているのです。
国内で住んでいる限り、痛みだけが感じられますが、円高でわが国は裕福になっている
のです。その証拠に、今、日本企業は強い円で、海外の企業の買収を物色しています。
ダメな国の通貨が、独歩高になるはずがありません。
但し、円高を喜んでいる訳にはいきません。景気回復には、円安と株高が必要だと
思います。そして回復には、しばらく時間がかかるでしょうし、痛みが伴います。
が、ここは耐えて、日本人として自信を持って前進しようではありませんか!!
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