IPO、本日(13日)も大幸薬品の新規承認があり、計5銘柄となりました。
3月12日から5日間、毎営業日上場と、ちょっとしたミニ上場ラッシュとなっています。
内4銘柄が野村主幹事で、野村の独壇場の感があります。但し人気化しそうなのは、
みずほインベ主幹事のユビキタスエナジーというところでしょうか?
ただユビキタスエナジーとて、当日の地合い次第かという気がします。
一連のIPOの応募をするかどうかは、今しばらく検討することにしますが、IPOの
復活には、日本経済の回復、そして日経平均の回復、新興が市場の回復が不可欠
だと思います。
以下については、経済について、ど素人である私の、それこそ独断と偏見の
記事です。興味のある方のみご覧下さい。
昨年暮れから、著名な輸出企業である、自動車やハイテク企業の「派遣切り」
が社会問題になっています。今年になって、さらにこれら輸出企業の業績が
悪化、昨年5月の黒字見通しからこの3月期決算は、軒並み大幅赤字予想
に転落、最近は正社員の削減までもが発表されています。
当然のことながら、失業者の救済は不可欠です。但し、一時的には雇用対策や
生活保障で凌げても、日本経済が活性化しなければ、元気にならなければ、
根本的な解決にはなりません。
「日本経済は最早成熟した経済で、GDPの大半が消費で占められている。
経済の活性化には、内需を拡大することである」という意見が多くの
エコニミストから出ています。
しかしながら、これには賛成しかねます。もちろん一時的な景気刺激策と
しては、ケインジアン的政策も有効ですが、内需だけでは、いずれ経済が
疲弊すると思うからです。
わが国のような資源の乏しい国は、まず、輸出による利益と、ストックして
いる金融資産を海外で運用してその果実を得ることが、富の源泉だと
思います。そしてその富をベースに、内需を刺激した循環を促し、経済が
活性化するものだと思います。
ところで、今何が起こっているかと言えば、輸出による利益と、ストックして
いる金融資産を海外で運用している果実が、共に大きく傷んでいるのです。
輸出企業は、世界的な需要落ち込みの影響もさることながら、急激な円高の
直撃を受け、未曾有の業績不振に陥っています。
日本は、サブプライムローンの影響が軽微であったのに拘わらず、大きな
打撃を受けていますが、この元凶は円高だと思っています。
それにして政治が機能せず、それを見て、テレビでコメンテーターが口々に
「日本ダメ論」を展開している国の通貨が、メチャ強いというのは不思議です。
「GDPに対して国債の発行額の割合が先進国では断トツ」と言われている
わが国の通貨が、なぜこれほど強いのでしょう?
日本はこの10年、デフレ基調であったので、「購買力平価から見れば妥当」と
いう意見もあり、それも一つの見識ですが、私は「円バブル」だと思っています。
一般的には、今般の円の独歩高の原因は、内外の金利差の縮小により、
「円キャリートレードの巻き戻し」と説明されています。
確かに「円キャリートレードの巻き戻し」が円高の引き金だと思います。
但し、それ以上に「円キャリーの巻き戻し」を狙った、海外の投機マネーの
円買いが流入して、円高を加速しているのでは?と推測します。
「円バブル」なら、いずれ弾けると思います。でも、あまり悠長に待つことも
出来ません。
ここは禁じ手を使ってでも、円安に誘導することが必要かと思います。例えば、
最近巷で言われている、「政府紙幣の大量の発行をほのめかすとか」
実際、政府紙幣の発行には賛成しかねます。ですので、政府首脳がほのめかす
だけでよいと思います。それだけで、海外の逃げ足の速い投機資金は、引き上げ、
「円バブル」は終焉するように思うのですが。他の方法でも、とにかく「円バブル」を
弾けさすことだと思います。
円安になれば、輸出企業は持ち直し、それをベースに日本の株も回復するでしょう。
そして、日経平均が回復すれば、国内の景気も回復することでしょう。
よく「株は景気を半年先取りして動く」といわれますが、私は常々、鶏と卵が
逆では?と思っています。
「株が上がると、それが刺激剤になって、半年後には景気が回復する」と。
この説は、エコノミストの前では一笑にふされると思いますが。
以上、素人の独断と偏見の記事を連ねました。「円バブル」と決めつけている
ところに、少々無理があるとは思っていますが、円安になることが日経平均を
回復させ、新興市場を活性化させ、IPOの復活に結びつくものと信じています。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
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