先週は、週末にかけてNYが3日続落、それに、またまた円の独歩高。
今週の日本は3連休で13日からですが、再度下値を追う展開になるのでしょうか?
ただ、9日の東京市場を見ると、結構打たれ強くなんているようにも思えます。、
新たな波乱要因が出ない限り、日経平均の下値は限定的かと思いますが?
ところで、新年のIPO第1号、まだのようですね。
IPO愛好家として、新規承認が待たれるところですが、今のIPO、承認があっても、
まずは応募するかどうか、悩まなければなりません。
IPOを始めた4年前の、資金移動のことさえ考えればよかった時代が、今や
遠い昔のような気がしています。
振り返って見ますと、私は4年前まで、株といえば東証1部銘柄のザラ場での
売買だけで、海のものとも山のものとも分からない新興市場にもIPOにも、全く
興味がありませんでした。
そんな時に、日興の当時の担当者から「博報堂」のIPOのお奨めがありました。
東証1部上場であるし、「博報堂」ならネームバリューからも安心?と応募したら
すぐに当選。上場後まもなく売却、まずまずの儲けがありました。
それがきっかけとなってIPOに興味を持ち、いろいろ調べると、ほとんど公募割れ
がなく、大型上場の「博報堂」の儲けはわずかな方で、2倍以上の初値がついて
いるものも多々あることが分かりました。公募でゲットさえすれば、こんな美味しい
投資はないと気付きました。これが、私のIPO中毒の始まりです。
その後、「博報堂」を当選させてくれた日興さんとは、IPOの配分をめぐり、ちょっと
したゴタゴタがあり、今は残高ゼロで、IPOネット応募のみの口座となっています。
しかしながら、私にIPOなるものを教えてくれたことには、今でも感謝しています。
以上が私とIPOとの出会いで、2005年初頭のことでした。
ブロガーさんの当選記録とかを拝見すると、この2005年がIPO最盛期だった
ようで、この年に最大の利益を上げられた方が多いようです。
2006年は、ライブドア事件を契機に、新興市場もIPOも、徐々にピークアウト
して行った時期でした。
それでも、まだIPO神話なるものは歴然と残っており、私個人では2005年
より2006年の方が、はるかに大きな利益がありました。それというのも、
2005年は試行錯誤で、当選のための要領がつかめなかったからです。
「ガンホー」や「ブロードバンドタワー」の初値高騰、さらに初値の7倍とか
3倍とかいうセカンダリー相場に、ただ指をくわえて呆然と眺めているだけでした。
最も致命的な失敗は、ネット専業証券の口座開設に何となしに抵抗感があり、
あまり多く開設せず、主幹事の店頭を主体に、IPO応募を繰り返したことです。
当時は愚かにも、店頭証券のほとんどが裁量配分であったことを知らず、
抽選が大半か?と思っていました。
しかも最悪なことに、資産の大部分を野村に置いていました。最低でも
億単位の預かり資産が必要といわれる野村では、JリートのIPOの配分
はあっても、人気株のIPOは全く相手にされませんでした。
少し鈍かったのですが、2005年の夏ごろに一連の裁量のことに気付き、
体制を立て直しました。野村から、私の資産額でも裁量が期待できそうな
中堅の店頭証券に資産を移管するとともに、ネット応募の口座を最大限に
増やしました。
それが功を奏してか?2005年秋から2006年一杯まで、私のIPO当選は
黄金時代となりました。
今ではとても考えられませんが、この間に、1単位で100万円(手数料差引き前)
以上の利益があったものが6件、最高の利益は、中堅の店頭証券から来た
「WDB」で142万円でした。次が「ミクシィ」で140万円×2、こちらは2個とも
店頭証券のネット当選でした。
もう1年早く、2004年からIPOに参加して、2005年に体制を確立しておけば、
さらに儲かったのでは?という思いです。でも欲を出したらキリがありません。
私より遅くにIPOに参加された方のことを思えば、満足しなければなりません。
そのIPOバブルも一昨年、2007年夏ごろから氷河期に突入、それでも
当初は2極化の様相でしたが、昨年秋のリーマンショック以降はほとんど
が初値公募割れ、完全な氷河期となっています。
冬眠から覚めて、IPOの復活はあるのでしょうか?
山高ければ谷深しというか、当面以前のような大儲けが出来るIPO黄金時代
の再来は望めないものと思います。
そうであっても、儲けは少なくとも、一人のIPO愛好家としてIPOを楽しむために、
公募割れの懸念が小さく、安心してBB出来る時代の再来を期待しています。
市場全体が右肩上がりになれば、その時期が来るものと信じています。
そのためにも、主幹事には、思い切りディスカウントしたIPOの公募価格の設定
を主導して欲しいものです。
ブログ村 ⇒ 

当時でも、調達金額の多さから恐る恐る、大和で全力申し込みしたのが思い出されます。
何事も試行錯誤の段階はパホーマンスが悪いですね。
今なら、比較.com数枚当てる自信があるのですが、当時は1枚が精一杯でした。
では、今年もお互いがんばって楽しみましょう。