正月3が日も終わりました。
明日(5日)からは、日本の市場も、新年のスタートですね。
日本が正月休みの間、NY市場が結構堅調でしたから、明日の大発会は
好発進、日経平均も大幅高となるのではないでしょうか?
ただ、そのまま一気に回復に向かうには、いろいろハードルがあるような気
がします。
毎年1月3日に日経新聞に掲載される、「経営者・有識者に聞く今年の株価予想」
皆さんもご覧になったと思います。で、今年の予想ですが、日経平均の安値は
1~3月で、7,000円、高値は10~12月で、11,000円というところでしょうか。
安値は、一番弱気な人で3~5月に6,000円、一番強気な人で2~3月に8,000円
高値は、一番弱気な人で12月に9,000円、一番強気な人で12月に13,000円と
なっています。
一番弱気な人の高値9,000円は、明日の大発会で超えてしまいそうな気が
しますが、年末にこのアンケートが実施された段階では、そんな雰囲気だった
のかも知れません。
このように、予想なんていうものは、少しの期間でも状況が変化しますから、
1年先なんて当てになりません。
次の図をご覧下さい。

これは、昨年の1月3日の日経新聞に掲載された予想です。
何と安値は一番弱気な人でも、14,000円、一番強気な人は15,300円
高値に至っては、一番弱気な人でも、16,500円、一番強気な人は一人
突出して21,000円がありましたが、概ね18,500円というところでした。
蓋を開けてみれば、リーマンショックから始まる世界的な金融の大混乱、
急激な世界景気の落ち込みがあったとはいえ、日経新聞掲載の年始予想
の大ハズレもよいところです。
昨年1月の時点でも、既にサブプライムローン問題は顕在化していたのに、
日経平均が10,000円割れなんて、誰一人として想定していなかった訳です。
また、別の20人の経営者や有識者の景気アンケートの中の為替予想では、
昨年末の米ドル予想、一人だけ95円と大正解の方がいらっしゃいましたが、
大半が110円前後、中には118円と予想した人もいました。
情報の豊富な一流企業の経営者や有識者にしても、この程度の予想ですから、
私のような素人が、これからの株価や為替の見通しなんて、正しく予想できる
道理がありませんが、願わくは、昨年の予想が大きく下触れしたのとは逆に、
今年は大きく上触れして欲しいものです。
年末年始のテレビ討論等では、今回の世界同時不況は、回復までには
5年はかかるというような経済評論家の発言も耳にします。
ただ個人的には、昨年の日経平均は売られすぎたのでは?と思っています。
今年は、徐々にではあっても、右肩上がりとなることを期待したいところです。
そして、併せてIPOの復活を!
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明日の予想も当たらない素人投資家が今年の高値安値を予想しても当たるわけありません。ましてや本職のアナリストさえ予想できないとなるとなおさらです。
今回の金融危機は海外が発端の為なかなか実感がない今日ですが、真綿で首を絞める如く悪いニュースが続きます。今年は景気のいい年でありますようにと祈りたいですね。