今日(10日)上場のホシザキ電機も、OAの第三者割当増資の引受価格
と同値705円で初値が付きました。今回も予想通りというか、主幹事の
シンジケートカバー取引により、初値が形成されました。当然ながら、
F社の初値予想もずばり的中です。
初値形成時の出来高は約8,500単位、そのうちシンジケートカバー取引
の買いは5,000単位ほどでしょうか?OA分の全部15,000単位が配分
されていたとすれば、初値の時点では、まだ下支えの余裕が残っていた
ようです。それがセカンダリーの安心感?につながり、寄り付き後も
堅調に推移しているのでは?と推測します。
ところで、常々不思議に思っていることがあります。
ホシザキ電機は、F社がネガティブ予想、ブロガーさんでBBした人は
極めて少ないのではと思います。IPOにちょっとでも詳しい方なら、スルー
するのが普通だと思います。「それでは、OAを含めた公開115,229
単位を誰が買ったのか?」ということです。
そのヒントとなるのは、初値売りが極めて少ないことでしょう。
今日のホシザキ電機も公開株数の7%ほどでしたし、その前の公募割れ
銘柄も同程度だったように思います。
公開株数の大部分が、初値売りを考えていない個人や法人に渡ったと
いうことなのでしょう。
「何も公募価格で買わなくても、ザラ場の公募割れしたところで買えば」と
思いますが、それぞれ、事情があるのでしょう。
IPOのことを何も知らない素人が掴まされたり、または社債やCBの発行
とかでお世話になった法人の付き合い?とか。
ところで、昼前に、新光の担当者から電話がありました。「てっきり、ペパボ
のBBの滑り込みの勧誘か」と思いきや、何とリックコーポレーション
の購入勧誘でした。そして「業績のよい将来性のある会社ですよ」と。
それに対して「本気でそう思っているのですか?公募割れの可能性
が高いでしょう。少なくともIPOについては、君より私の方が
詳しいですよ」と言って即座に断りました。そして、ついで「ペパボは
勧めないの?」と聞いたら、ペパポは既に配分先が決まっているよう
でした。私も新光さんには、コケにされたものです。
ただ、担当者のいうのも一理あって、リックコーポレーションも2年後
には株価が2倍になっているかも知れません。ホシザキ電機だって
その他公募割れ発進した最近の銘柄も、かなり割安な公募価格の設定です
ので、2年後に市況が回復すれば、2倍になるものがあるかも知れません。
恐らく、今公募割れの可能性の高い銘柄を公募で取得している人々は
そのようにゆったりした投資家なのでしょう。でも、私のようなチキン投資家
には、「IPOは初値がすべて。中期投資なら東証1部の売りたたかれた
優良株を下値で拾う」という感覚です。
グリーは、12月の注目IPOですから、その分初値売りホルダーも多く、
初値売り比率は7%より高いのでは?と思います。但し、それに対応する
買いが入るでしょうから、これまでの公募割れIPOとは違い、シンジケート
カバー取引で救われるようなことにはならないでしょう?
チキンでキャンセルした私が言うのも変ですが、IPO復活の起爆剤として、
グリーの好発進を期待しています。続くペパポもスルーしましたが、
こちらも来年につながる好スタートを望んでいます。
例え、グリーのキャンセルを悔いるようなことがあっても、IPOの本格的な
復活の方が、来年に大きな希望を持てますから。
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いつも率直で的確なので担当者も勉強できるでしょう?
確かに現在株式を取得すればそれなりに儲かると思います。ただ、倒産の危険も十分にあるのが現在の市場だと思います。つぶれない企業を3月までに買っておいてしばらく放置をしたいと考えています。配当貰って放置・・・。(決算業績発表後がよい?)織り込み済みかも・・。
先日はコメントありがとうございました。ポチ!