今日(6日)はまた、NYの下げを受けて、日本市場も下げ、そして円の
全面高と、いつものパターンになっています。
いつになったら、NY離れが出来るのでしょうか?
本日上場のアサカ理研、8時半ぐらいまで公募価格付近で、気配値
が頑張っていましたが、結局公募割れのスタートとなりました。
これで、リニカルから5銘柄連続の公募割れとなっています。
5銘柄の内、4銘柄が野村主幹事、いずれも初値では大きな
公募割れにはなっていませんが、野村さん、よくも次から次へと
公募割れのIPOを送り出すものだという感じです。そして
インベをはさんで、野村主幹事、まだまだ12月まで続きます。
今日はNYの下げを受けて、市場全体の地合いが悪かったですが、
地合いがよかったとして、アサカ理研、如何だったでしょうか?
リニカル以下、直近上場のIPOの初値後の低迷を見ると、IPO
に関しては、とても地合いが回復しているとは思えません。
8月に上場したアスコット、不動産関連ということで当初から
不人気で公募価格650円に対して、初値600円でしたが、その後
業績の大きな下方修正で無配となり、今日は200円を切るところ
まで売られています。
上場前には人気銘柄となっていた、ベンチャーリパブリックも
売り込まれ、公募価格3,000円であったものが、今日は1,000円を
切っています。
市場全体が右肩上がりのときなら、IPO、中でも小型IPOは値動きが
よいということで注目されましたが、市場が低迷し、既上場企業の業績
の相次ぐ下方修正、中には破綻企業も出てくる状況です。
東証1部の優良企業に割安なものが、ゴロゴロしているのですから、
海のものとも山のものとも分からない、新規上場会社は見送られると
いうことでしょう。
市場が安定して、相場全体が右肩上がりになり、東証1部の優良企業が
買い進まれると、次に物色対象が新興市場に移ってくるものと思います。
その時、直近上場の公募割れIPOも、中には現在価格の2倍、3倍と
いうものが出てくるかも知れません。
但し現状においては、主幹事が主導して、公募価格を思い切って類似企業
の半値以下とかに設定しなければ、きびしい船出となるような気がします。
そこまでして、公募割れ発進を防げても、初値暴騰とはいかないでしょう?
「公募でゲットして、初値売りで大きく儲ける」というIPO神話の回復はあると
信じますが、時期が来るまで相当日数がかかりそうです。
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