日本の株式、先々週の急降下から始まり、先週は史上最大の
上昇率の後、史上2番の下落率とか、まさに乱高下の1週間でした。
世界の市場がNYに振り回されています。やはり米国が世界を
動かしているということなのでしょうか?
新興国市場も、日本の株式以上に大きな打撃を受けています。
昨年から今年にかけて、PCAを初め、新興国株式の投信を運用する
アセット会社が講師をつとめるセミナーに、数多く参加してきました。
そこで、講師から異口同音に聴いたのは「新興国は外貨準備高も
十分であり、既に経済は自立しています。高度成長期の日本の場合
と同様、これからも、持続的な高成長が続き、株価も右肩上がりが
続くでしょう。今投資するなら新興国です。」ということでした。
天邪鬼の私、敢えてほとんどのセミナーで、
「そうはおっしゃいますが、新興国の成長の源泉は、米国を初め先進国
への輸出でしょう。先進国次第で、新興国も影響を受け、当然、株価の
下落がもあるのでは?」という質問を投げかけました。すると大概は、
「多少の影響はあると思いますが、軽微でしょう。新興国、特にBRICsは、
自国で資本の蓄えも十分にあり、既に内需による自律成長の時代
に入っています。ですから、インフラ関連等、内需関連銘柄は、これから
長期に亘って、期待できます。これからは、新興国の旺盛な需要が
先進国を支えていきます。」という回答が返ってきました。
さてさて、今般のNYの株式暴落の影響、軽微どころではありません。
新興国の株式指標は軒並みピーク時の1/3と大暴落です。日本の
高度成長期には、これほどの暴落はありませんでした。当時の日本
とはかなり状況が違うようです。
今、同じ講師のセミナーがあったら、もう一度、質問をぶつけたいと
思っているのですが、新興国株式の暴落以降、この手のセミナーは
影を潜めました。
まぁ質問しても、「円キャリーの巻き戻し」とか「ドルキャリーの巻き戻し」
とかと煙にまかれるものと思われますが。
ところで、私自身のことですが、昨年暮から、IPO裁量絡みの店頭との
付き合いを兼ねて、少しぐらいはキャピタルゲインの楽しみもと、リスキー
だと思いながら、新興国株式の投信を購入しました。前述のセミナーに
背中を押されたことも確かです。
ところが、今、悲惨な状況に陥っています。
新興国株式投信、金融資産全体に占めるウェートは小さいのですが、
結果的に大失敗の投資となりました。
国内市場なら、ある程度、底の判断が出来るのですが、新興国の株式
はリバウンドがあるかどうかも含めて、さっぱり予測が出来ません。
でも、さすがに、そろそろ大底に近いのか?と思って、先週末、PCAの
インドインフラ株ファンドを、少しだけ買い増しておきました。
消去法的に、「今後の期待の大きいのは、やはり新興国」と思っている
のですが、さて、どうなることやら?
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お元気されていましたか?ブログにも書かれていたようにほんと腹立たしいですよね。我が家は運用する資産が限られていたこともあり、影響はまだ少ないですが、それでも30~50%ぐらい痛手を受けています。
我が家もアジア製造業ファンドを持っており、かなり下がっていますが、それでもまだ、毎月積立は続けています。やはり、今後も製造業の中心がアジアであることには変わりはありません。ここは自分を信じてみるのも一計かもしれませんね。
また応援よろしくお願いいたします。