1週間ほど、個人的にバタバタしていて、日々の投資の世界から離れ、投資信託
の記事を書いたりしている間に、世界は大きく動きました。
リーマン・ブラザーズの破綻、そしてバンカメのメリルリンチ買収。
その影響で、NY株が急落。今日(16日)の日経平均も大きく下げました。
さらに為替相場また、急激な円高。 これからどうなるのでしょう?
今年の5~6月頃、セミナーの席で複数の講師から「サブプライムローン問題は
ほぼ終息しました」という言葉を耳にしました。あれは何だったのでしょう?
同時に「国内の資源関連や環境関連株、今が買い時です」というようなことも
言っていましたから、買い安心感を与えるための口実だったのでしょうか?
それとも、その講師達、今起こっている事態を予想だにしなかったのでしょうか?
いずれにしても、サブプライムローン問題は、まだまだ根が深いようです。
一方で、日経平均は?と言うと、昨年8月から下げ始めて約1年、国内景気は
低迷したままですし、さらに政情不安、反発する材料が見当たりません。
これからも、米国発のショッキングなニュースには過敏に反応、後1年くらいは下値
を追う展開が続くのではないでしょうか?
何の根拠もありませんが、一時的に10,000円を切って、そこが底かという気がします。
但し、回復が最も早いのは日本かと思います。全く素人考えですが、不動産不況と
それに伴う金融機関の傷みの大きい国の株価は、回復が遅れるように思うからです。
1987年のブラックマンデー以降の米国、1990年のバブルの崩壊以降の日本、
いずれも不動産不況の震源地で、金融機関の債務処理の目処がつくまで株価は
低迷しました。日本は、不良債権処理に10年も以上かかってしまいました。
今回の震源地は米国、日本の金融機関の傷は、比較的浅いかと思います。
という全く独断的な見解ですが、本格的な株価の右肩上がりは当分ないにしろ、
日経平均が10,000円を切るようなことがあっても、13,000円までの回復は早い
ように思います。
今、私の投資信託を中心としたポートフォリオ、ひどく傷んでいますが、幸いまだ
株は持っておらず、自己資金の50%近くがキャッシュポジションとなっています。
日経平均が10,000円に近づいたら、バリュー株を拾っていこうと思っています。
いつも書きますが、私の好きな大和証券G株はその有力候補の一つです。
IPOはというと、大きく下げた新興市場もようやく底を打ったようにも思いますが、
日経平均が大底をつけて反発軌道に入らなければ、本格的な回復はないように
思います。市場に安心感が漂わなければ、信用リスクの大きい新興市場に資金
が流れないと思うからです。IPOの春も、まだまだという気がします。
でも、新興市場は足が軽いですから、反発に転じたら一気かと思います。
その時には、IPO神話も回復していることでしょう!
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