お正月の期間に、2003年から2009年まで7年間における、
私の資産運用の足跡をまとめてみました。
FX、POで1年に、数千万円を稼がれておられえる、多くの
皆さんと比較したら、まことに悠長なものですが、以下7年間の
足跡です。

短期トレードなら、取引結果を集計すれば、年間収支を出すこと
が出来ますが、私の場合、中長期投資ですので、保有金融資産
の時価総額の変化を計算して、年間の運用評価をしています。
上表の運用評価は、2002年末に運用資金を固定し、以降は
資金の出し入れをしていませんので、純粋の7年間の運用成績
となっています。当初の運用資金がいくらであったかは、ご想像
におまかせします。
簡単に振り返ると、2002年~2003年は、銀行の
不良債権問題が最終局面を迎え、日経平均が暴落に次ぐ
暴落を重ねた時期でした。
逆張りで、下値拾い専門の私にとっては、絶好の買い場
到来でした。
この時期まで、ほぼ全資金をキャッシュポジションに、
置いていましたが、日本株は、金融株や資源株を主体に
中期鞘取りトレードで、また、上場したばかりのJリート
もインカムゲイン狙いの長期投資で下値を拾いました。
一時的には、かなりの含み損を抱えましたが、日本株は、
2003年の5月以降、順調に回復、50~100%
値上がりしたところで順次売却し、2005年までに全部
の利確を完了しました。
売却した銘柄の多くは、その後も値を飛ばしたものも多々
ありましたが、十分に満足しています。
当時Jリートは、5~6%の利回りがあり、分配金は
生活費に充当させていただきました。
ですので、インカムゲイン目当てのJリートは、長期保有
の予定でした。
が、2007年春、多くの銘柄が取得価格の2~3倍まで
値上がりしましたので、予定を変更、保有の大部分
(約90%)を売却しました。
結果的に、当時のJリートはバブルだった模様で、その後
の大暴落を思えば、利確は大正解でした。
但し、株もJリートも売却後、キャッシュポジションに
止めておけば良かったのですが、Jリートに代わる分配金
を求めて、売却資金で外債型投信を大量に買ったのが
結果論ですが、失敗でした。
リーマンショック以降の円高で、大打撃を受けることに
なってしまいました。
2004年後半には、FXにも参戦しました。
中期保有のつもりで、米ドルのロングポジションを持った
のですが、運良く2005年に大きく円安に振れ、1年
足らずで利確、かなりの利益を出すことが出来ました。
2008年春にも、再度FXに参戦、こちらはさらに
短期で利確し、これ以降FXはやめています。
スワップ金利狙いで、リーマンショック以降まで、
ロングポジションを持っていたらと思うと、背筋が寒く
なります。
また2005年春からは、IPOに本格参戦しました。
この時期のIPOは、前受け金の資金移動だけを考えて、
片っ端から応募すればよく、2006年には、最大の利益
を上げることが出来ました。
それまで株投資といえば、金融株を中心に東証1部の
著名銘柄だけで、海のものとも山のものとも判らない
新興市場には全く興味がなかったのですが、IPOの
味を知って、病みつきになってしまいました。
当時IPOはネット応募が中心でした。これに満足して
おけば良かったのですが、IPOの裁量配分を求めて、
2007年暮れに次々、店頭口座を開設したのが失敗
でした。少量ずつですが、八方美人的にお付き合いを
した新興国株式投信や外債、IPOの恩恵をほとんど
受けないまま、現在塩漬けとなっています。
ともあれ、2007年末まで5年間は、毎年順調に資産が
増加しました。
ここで、満足しておけば良かったのですが、外債型投信、
新興国株式投信や外債、それに一部、下値と思って
買い戻したJリート、リーマンショックの直撃を受け、
1年後の2008年末には、約2700万円も評価額が
凹んでしまいました。
投資の世界、何が起こるか判らないと、改めて痛感した
次第です。
幸い昨年末(2009年末)、凹んだ分の凡そ2/3に
当たる、約1800万円を回復することが出来ました。
今後は、昨年POとザラ場で下値?で仕込んだ日本株
の反発を気長に待ちたいと思っています。
さらに下押しがあれば、ナンピン買いの姿勢で臨みます。
IPOのゲット作戦も含めて、無理せず、マイペースの
投資というか、資産運用を、愚直に進めて行きたいと
思っています。
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