先週末に、米ドルが89円台に突入していましたが、今日
(28日)は10時現在、88円85銭とさらに円高が進んでいます。
円は米ドルだけでなく、他の通貨に対しても、またまた独歩高の
様相になっています。
その要因として、25日に閉幕した20カ国首脳会議(G20)の
結果、「米国の金融緩和は長期化する」との観測が強まった
ことと、藤井財務相が、「円売り介入に消極的な姿勢を示した」
ことが挙げられています。
本来、円高というのは、日本国及び日本経済が高く評価されて
いるということなのでしょうけど、何か思惑で市場が振り回されて
いるような気がします。
個人的には、せっかく回復していた外債型投信の含み損がまた
拡大しそうです。
今日は日経平均も、前引で241円安と大きく下げ、全面安の
展開となっています。前場で一時、10,000円を切る場面も
ありました。
輸出関連株が円高の影響で、大きく下落していますし、金融株
は先週からの自己資本比率算定基準の見直し、亀井発言、
さらに野村HDの再POと悪材料が重なり、今日も売られて
います。
先週指値を入れていたメガバンク株、三井住友FGとみずほFG、
朝の寄り付き近くで両方とも約定していました。
大和證券Gも今日、少しだけ指値買いを入れておきましたが、
こちらは前場では未約定です。
金融株、民主党政権下では当分蚊帳の外に置かれそうで、
すぐの反発は難しいように感じます。これからPOを重ねると、
1株当りの資産価値が希薄化していく懸念もありますが、
個人的に、特にメガバンク株は、十分に割安だと思っており、
これからも時間分散して、買い増しをしていく予定です。
証券株は、既に今年6月に一旦利食いしています。前回
買った今年2月の安値から見ると、まだかなり高いところに
ありますので、慌てずにさらに下押しすれば、少しだか打診
買いをする予定です。
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