7月になりました。7月になると例年、梅雨明け前の集中豪雨が心配です。
今年も、既に北九州や中国地方東部では大雨となっている様子、被害が
大きくならないことをお祈りします。
さて生臭い株の話ですが、今日(1日)の日経平均は、朝、安く始まり、午後
は一時10,000円を突破、このまま一気に行くのかな?と思っていました。
ところが、14時すぎから急落、結局18.51円安で終えました。
ある記事に拠ると、「先物主導で一時は6月15~16日にあいたチャート上の
「窓」(15日安値1万29円と16日高値9941円の差)を埋めた。ただ、その後
は次の節目である12日の取引時間中高値(1万170円)に届かなかったこと
から持ち高調整や利益確定目的の売りが出た。」と解説していました。
チャートのことはあまり知識がないのですが、株の動きってこんなものなの
でしょうか?
ところで、クックパッドの人気は予想通り、上々のようで、本日のF社の考察でも、
初値目処こそ13,000円~16,000円と据置き、BB参加妙味度はアクティブの
ままですが、好評価を継続しています。詳しいことは、F社の有料画面を見て
いただくとして、値嵩IPOの上場は、カービュー以来ということです。値嵩IPO
と言えば、私もカービューが頭に浮かび、記事を書きかけているところでした。
2年前の6月にマザーズに上場したカービュー(2155)、IPO愛好家の皆さんなら、
まだ記憶に新しいと思います。主幹事は、当時の新光で、公開株数はOAを除いて
6050株、公募価格110万円、上場時の当期予想PERは55.4倍でした。
正確に記憶している訳でありませんが、直前の初値予想は、140~150万円と
いうところが多かったように思います。
で、上場日を迎え、9時前の気配を見ると、公募価格前後で推移、それでもまだ、
当時は、IPO神話が残っていたということでしょうか? 116万円で初値が
つきました。
初値後一瞬126万円まで買われましたが、その後急落、瞬く間に公募価格を
割り込むと共に、ほどなくストップ安まで急降下したように記憶しています。
その後もカービューは、公募価格を回復することなく、ナイアガラに継ぐナイアガラ、
とうとう今年の4月には、66,000円と公募価格の6%にまで下落しています。
今日のの終値は90,300円で、出来高は1株という寂しい状況です。
この株価でも、上場後に急激に業績が低下したため、今期予想PERは47.0倍と、
割安感はありません。海のものとも山のものとも分かたない、新興銘柄の怖さを、
まざまざと見せつけられたIPOでした。
実は私、このカービューを公募で1株ゲットしていました。上場日の気配をみて
大慌てで9時前に、公募価格と同値の110万円で指値売り注文、辛うじて初値
で売り抜けることが出来ました。
今考えると、危険な綱渡りをしたものです。初値が公募価格を上回ったから
よかったものの、成売りすべきだったと思います。
クックバットのBBで、盛り上がっている時に、何か水を差すような記事になって
しまいましたが、結果的にしろ、IPOバブルに乗じた嵌めこみIPOとなった?
カービューと、クックバットを比較すべきではないでしょう。
参考にするとすれば、直近マザーズ上場のグリー(3632)やソケッツ(3634)
というところでしょう。
クックバットより吸収金額がはるかに大きかったグリーですが、IPO最悪期の
昨年12月上場であっても好発進、本日も堅調で、公募価格の2倍を上回って
います。さらに今年4月に上場したソケッツも、好発進後一旦下落しましたが、
今日は初値近くまで回復しています。
大きな悪材料が出ない限り、クックバットの好発進は間違いないところでしょう!
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