昨日(23日)、またセミナーに参加して来ました。それも2つのセミナーに。
実は、当初は13時から15時までの中堅証券のセミナーにだけ参加して
いつもの通り、後は読書を兼ねたティータイムの予定でした。ところがその
セミナーの席で、以前からの顔見知りの方に出会い、誘われて急きょ15時
から17時までの大手証券のセミナーにも参加しました。
2つの会場は、徒歩で1分の近距離でしたので、スムーズに梯子が
出来ましたが、こんなことは初めてです。4時間ぶっ続けに話を聴くのは、
現役時代の社内研修以来久しぶり、さすがに疲れました。
各セミナー、それぞれ1時間ずつ講師が2人、合計4人の話を聴いた
のですが、頭が混乱してしまいました。
それぞれ資料が残ってますので、今それを見直しながら振り返っている
ところですが、要約すると、キーワードは「新興国のインフラ整備」と
「環境関連」の2つです。
まず。新興国のインフラ整備ですが、一人の講師は「中国の50兆円超の
巨額のインフラ投資が当面、世界経済を牽引する」ということです。
中国には、日本の2倍の約200兆円の外貨準備高があるので、資金が
不足することはないということです。
また別の講師は、「長期的にはインドが世界の経済を牽引する」と予想して
いました。その要因として「2億人が英語を話せて、教育レベルが高くて、
人口の半数が25歳以下の若い国である」ことを挙げていました。
ただインドは、中国に比べると、インフラ整備の原資となる外貨準備高
が十分でないように思いますが、どうなんでしょう?
今回のセミナーで昨年とガラっと変わったのは、BRICsの中での主役
交代です。昨年の今頃、最も期待の大きいのはブラジル、次がロシアと
いうことでした。その時には「これからますます、世界の資源需要は逼迫
してくるので、資源大国のブラジルとロシアの経済発展は長期間続く」
ということでした。それが、米国発の経済大異変があり、資源価格も大きく
下落したとはいえ、「1年でこうも大きく変わるものか」という気がします。
果たして来年、中国とインドの評価は如何なっているのでしょう?
「環境関連」では、オバマ大統領の「グリ-ン・ニューディール政策」が
話の中心でした。そして、「日本は環境関連技術では優位に立っている
ものが多々あり、PBRから見ても歴史的な安値圏にある日本の関連企業
は、今が買い時にある」という、お奨めです。
2日前の別のセミナーでも、全く同じようなことを聴きました。
当面の物色テーマは環境関連に相違ないのでしょうが、環境関連は既に、
昨年から掲げられているテーマでもあります。もう市場は、相当折り込み
済みでないか?という気がします。
ただ今週末、またNY安を受けて、日経平均も下値を追う展開になっています。
次に反発する時に、最初に物色されるのは恐らく環境関連銘柄ということに
なるのでしょう?
いつも中長期投資を推奨している立場としては、矛盾を感じながらも、短期投資で
環境関連銘柄に買い参入しようか?という気になっています。
泥縄式ではありますが、今から今晩と明日の2日で、購入候補を選択しようと
思っています。ただ既に物色されていて、高値圏にある銘柄は敬遠します。それと、
あくまで来週以降に押し目があれば、下値を拾うという感覚です。
短期トレードでは、あまり成功したことがないにですが? とにかく暇ですので!
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