今日(22日)で早くも、今週も週の半分が過ぎました。
先週末から小刻みに上げてきた日経平均、今日は一服というよりも、
後場にかけて円高もあり、631.56円安とまた大きく下げました。
やはり、NYの上げ下げや為替に、過剰反応する相場つきには変わりが
ないようです。
で、いつもの根拠のない独断で予想しますと、今しばらく日本の株式市場
は、もたつくような気がしています。
大きな外部(海外)要因がなければ、当分は8,300円~9,500円のレンジ
で、3角もちあいの様相となり、だんだんと中値の8,900円前後に収束して
いくように思います。
ただ、基本的に日本の株は売られすぎだと思っていますので、その後は
上っ離れして、適正水準?である10,000円から11,000円を目指す展開に
なろうか?と思っています。但し、相場は分かりませんので、下っ離れも
念頭に置いておく必要あるかと思います。
上記独断のシナリオに基づいて、市場がもたついている間に、個別銘柄
の下値を拾っていく予定です。取り敢えずはいつもの通り、金融関連株が
中心です。一番好みの大和証券G株は、今日はまだ高いところに
居ましたので、引け付近で、三井住友FG株、1株拾っておきました。
今後は、金融関連だけでなく、他の優良企業も物色したいと思っています。
迷った時には、平均的な値上がり益しか期待はできませんが、日経225や
TOPIX等のETFも拾っていこうと考えています。
値上がり期待という面では、不動産関連株が面白いかな?とも思います。
とにかく、上場していた不動産会社の相次ぐ破綻もあり、不動産関連銘柄
は売りたたかれています。
例えば、この8月に公募650円で上場したアスコット、今日の終値は、231円、
連結PER1.1倍(2009.9月予想)、PBR0.32倍と解散価値の1/3まで売られて
います。今後、業績の大幅下方修正があるのかも知れませんが、普通に
考えて、売られすぎだと思います。、いずれ株価が3倍以上になる可能性が
高いように思います。
でも、借入金依存度の高い不動産関連は、資金ショートしたら、即退場です。
アスコットの上場時には、大きく公募われしたら買うような記事も書きましたが、
今の時点では、怖くて手を出す勇気がありません。
同様にJリートも、不動産関連ということで売りたたかれました。
とりわけ、ニューシティ・レジデンス投資法人(8965)の破綻で
同様に破綻懸念がありそうな銘柄が一斉に売られました。
ここ2、3日、少し落ちついたかと思っていましたが、今日はまた
優良銘柄と目されていたものが売られ、Jリートのトップ銘柄で
ある日本ビルファンド(8951)やJRE(8952)も1日で1割以上と
大きく下げました。まだまだ、予断が許されない状況かと思います。
そんな中で、ケネディクス不動産投資法人(8972)、先々週の
300,000円からストップ安の連続で、10月20日には100,300円
まで下落しました。ところが、その後は一転、ストップ高の
連続、今日も、全面安の中、ストップ高まで買われました。
ここが売られた要因は、破綻リスクだけではなさそうで、早急に市場で
換金する必要がある大口の売りと、それに慌てた個人の狼狽売りが
あったのでは?と推察しますが、真実は分かりません。
それよりも、もっと不可解なのは、破綻したニューシティ・レジデンス。
今週になって買いが殺到しています。今日も売りの7倍の買いで、
ストップ高、比例配分で終えています。
「上場廃止となる銘柄が10,000円を超えるまで買われる」、これまでの
破綻した一般の上場企業では考えられません。Jリートは、整理されても
投資主に配分される資産が残るのでしょうか?
経理の知識が乏しい私には、理解できません。
まぁニューシティ・レジデンスは、素人には手出しは危険だと
思いますが、不動産関連銘柄やJリートには、大化けする銘柄が
ゴロゴロしているように思います。
こういう銘柄を拾っておくと、将来、大きく儲かるのでしょうが、
とにかく玉石混淆、私には玉と石の区別が出来ません。
ということで、不動産関連の動向は、当分静観したいと思っています。
さて、このような状況下で不動産関連、ヒューリックの大型上場があります。
不動産賃貸事業が中心で、しかも、みずほFG向けの営業収益が62%
と安定した収入のある銘柄のようですが、どうなんでしょうか?
既存の大手不動産賃貸事業会社より、多少低めのPERに設定した仮条件
ではあるようですが、これらと同列というには少々無理があるように思います。
IPOが凍り付いているこの時期に、最大179億円という吸収金額を消化
できるのでしょうか? 非常に疑問です。
という訳で、ヒューリックについては、事前に主幹事の店頭に応募する
意志のないことを伝えています。
ただ、東証1部に上場予定をしているだけあって、しっかりしている
企業のようですから、IPO的魅力はありませんが、中長期保有なら
面白いようにも思います。
そうであっても、上場後の安値で拾って十分なような気がします。
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