ちょっぴり期待していましたが、イナリサーチの後期分、予想通りすべて落選でした。
今後のIPOのためにも、私と同様に落選された皆さんも、イナリサーチの好発進を
応援しましょう!
さて、先日、思いがけず、裁量配分の裏側の一端を垣間見ることが出来ました。
そこで、裁量配分の裏側について、記事にしてみました。
この記事は、法的に問題となる内容を含んでおり、私の憶測による部分も多く
フィクションとして読んでください。
2週間ほど前、ある店頭証券から男性の声で、「この度、○○と交替して、
びん介さんの担当をさせていただくことになりました△△と申します。
どうか、よろしくお願いいたします」と電話がありました。
担当者が変わる場合、「最初に前任者からその旨の説明があり、途中で後任者と
交替してあいさつ」というのが、普通のパターンです。
ちょっと、おかしな引継ぎだなと思いながらも、「こちらこそ、どうぞよろしく」と答えて
電話を切りました。
そして先日、その後任の担当者がアポなしで、突然我が家を訪ねてきました。
先物業者とかでしたら、すぐにお引取り願うところですが、店頭証券の後任担当者に
間違いないことを確かめ、家の中に通しました。
話を聞けば、昨年入社の新人さんで、「今回始めて何人かの先輩から、70人の顧客を
受け継いだ」とのこと。まだ初々しさが残る、好青年(以下 「新入社員」と表現)でした。
どうやら、預かり資産の少ないゴミ客ばかりが集められて、新入社員の営業の練習台
となったようです。私もめでたく、その一人に選ばれた模様です。
しばらく雑談したあと、私の方から先手を打って、「せっかくですが、もう投信とか外債とか
買わせてもらうにも、資金が枯渇してしまって残っていないんですよ」
「現在預けているものは、しばらくそのまま置かせていただきますが、今後投資は、
IPOだけに限定させてもらいます」
そして、単刀直入に、「IPOは今、上場自体少ない状況ですが、私でも人気のIPOを
裁量で配分される可能性ってありますかねぇ?」
新入社員「人気IPOの大部分は、先輩が上司や支店長に掛け合って、株とかで損失の
膨らんでいるお客さんに、2株とか3株単位で優先的に廻しているようです。ですから、
こちら様へは、なかなか廻わせる余力がないと思います」という答えでした。
私「君、それって損失補てんじゃないですか! 損失補てんは違法行為なんだから、
そんなこと、お客さんの前で言ったらダメだよ」
新入社員、一瞬けげんそうな表情をしながら「そうでした。ご親切にありがとうございます」
さらに、私「まぁともあれ、IPOは営業さんにとって、勧誘の有効な手段に違いないよねぇ」
新入社員「そうなんです。IPOが好きな新規のお客さんで、是非、口座を開設して
頂きたい場合には、上司に事情を説明して、1株だけ融通してもらうケースもあります。
昨年、先輩がそうしているのを見かけました」
私「そうですか! 今、どこの証券会社も、上客の囲い込みに力を入れているんだよね」
そして、さりげなく、「ところで、年間安定して人気IPOの裁量配分を受けるのに必要な
預け入れ資産ってどれくらいなんだろう?」
新入社員「どうでしょうか? まだ大口のお客さんを持っていませんので、よく分かりません」
と、言葉を濁しましたが、本当に知らない様子でもありました。
まぁ、手数料をどれだけ落とすかも要因でしょから、一概に言えないと思いますが。
以上判ったことは、この証券会社の店頭では、「既に私はゴミ客の烙印を押され、
新入社員の営業の練習台にされている」こと、そして「現状IPOの裁量配分は
全く望めない」ということです。
そして、ほぼ予想通りとはいえ、IPO店頭裁量配分の裏側を再認識した思いです。
以上のような記事を書くと、正義感を振りかざした方々から、「損失補てんじゃないか!」
「すぐに通報しろ!」とかのコメントがありそうです。でも、私は通報する気は全くないし、
仮に通報しても、何も物的証拠が残っていませんから、恐らく相手にされないでしょう。
まぁ、新入社員が支店長から、大目玉を食らって1件落着というところでしょうか?
最初にお断わりしましましたように、これはあくまでフィクションとして読んでいただきました。
「紛らわしいこと、記事にするな!」 というお叱り、ごもっともです。
ただ、フィクションでも、何か参考になればと思った次第です。
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