毎年1月3日の日本経済新聞には、前年の年間株式高低表と
経営者やエコノミストによるその年の株式、景気の見通しアンケート
が掲載されます。
私は1989年から毎年この記事をストックしています。
(残念ながら昨年だけ入手できていませんが)
今年の日経平均株価の見通し(企業のトップ21人のアンケート)は、
下値が春先で14,500円前後、上値は 11~12月で18,500円
という予想が圧倒的多数です。
その中で、突出して楽観的なのが、大和証券G本社社長の
下値15,000円、上値21,000円の予想です。
証券会社の強気予想はいつものことですから、あまり信用しないこと
にしています。
ところで、18年前、1990年と言えば、バブルがはじけた年でした。
日経平均株価が1989年の大納会の38,915円をピークに、
年末には23,848円まで暴落しました。
で、1990年1月3日の日本経済新聞の株式の見通しですが、
平均的な予想は下値が春先で37,000円前後、上値は11~12月で
44,000円でした。
アンケートに回答した企業のトップ20人の中で弱気な見通しはあっても、
バブル崩壊まで予想した人はおりませんでした。
そもそもバブルが崩壊するまで、バブルという表現すらありませんでした。
いろいろ予期しないことが起こるのが相場の世界です。
そして、株価の暴落が新たな投資のチャンスにもなります。
サブプライムローン問題を抱えた今年はどうなるのでしょうか?
久方ぶりの中長期投資の時機到来かな?とも思っています。